「イカの足は10本ですね? ではタコの足は何本でしょう?」今度からこの質問には元気よく「2本です」と答えよう。タコの足は8本というのが先日までの常識だったが、じつは腕が6本で足が2本ということが最近の研究によって分かったのだ。 ヨーロッパ中の20の研究所では、タコの足がどのように動くかを研究した。その結果、タコは腕が6本、足が2本ということが判明した。タコは最後尾の2本の足を移動することに使い、そのほかの6本はエサを探したり、ものを調べたりするのに使っていたのだ。そして、最前部の2本は水中を泳ぐ時に水をかき分けるために使われたりもする。 さらにタコには右利き、左利きはおろか、両利きまで存在していることも分かった。この研究結果に基づき、タコについてより大規模な研究が現在予定されているという。 腕が6本、足が2本のタコ。あとは顔が3つあればアシュラマンが実在したと言っても過言ではないだろう。