民主党の議員連盟「宝塚歌劇を応援する国会議員の会」(宝塚議連)が6年半ぶりに活動を再開させる。鳩山由紀夫元首相が会長、元タカラジェンヌの幸夫人が顧問を務める異色の議連。来年4月に予定される宝塚歌劇団の台湾初公演、再来年の創立100周年の成功に向け、議連活動を活発化させるという。もしかするとこれが鳩山夫妻の復権の狼煙(のろし)なのか-。(坂井広志) 宝塚歌劇団の台湾公演は、鳩山夫妻の長年の夢だった。鳩山氏の要請を受け、兵庫県宝塚市が地元の市村浩一郎衆院議員が台湾と歌劇団のパイプ役となり台湾側の招聘(しょうへい)という形で実現にこぎつけた。野田政権となり議連副会長の玄葉光一郎氏が外相、藤村修氏が官房長官となったこともプラスに働いたようだ。 台北駐日経済文化代表処は、ホームページで歌劇団の台湾公演を大きく紹介。「鳩山氏など政界の重鎮からも高い支持を得ている」と明記している。(次ページ)開店休業状