欧米のレストランに入ると、大きな肉のかたまりをメインとするフルコースを苦もなく平らげる姿に驚かされる。しかし、この光景が誤解も産んでいるようだ。欧米の庶民にとってもレストランでの食事は、友人と久しぶりに再会したり、何らかの記念日といった“ハレ”の料理なのだ。 現地の友人に聞いてみると、ホームパーティー以外で肉料理を食べるのはせいぜい週に1、2度という人が多かった。欧州の学生寮に住んでいた頃も、大柄な男たちが、夜は、ハムやチーズとパンといったコールド・ミールで軽く済ませている姿をよく目撃した。 それなのに、われわれ旅行者が毎食、不慣れなフルコースを食べていたのでは体調を崩しかねない。成人病の元というお医者さんもいた。そこでおすすめしたいのが、ファスト・フードと呼ばれる注文してすぐに食べられたり、持ち帰りが可能な軽食だ。 これなら量の調整も容易。郷土色豊かなものを見つけたり、朝市や夜祭りなどを
![2006-12-15](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/06a15c64ba0ceec233d86d71001ebb29a9dcbf5d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.blog.st-hatena.com%2Fimages%2Ftheme%2Fog-image-1500.png)