NTT東日本などは30日、相手先に通話料金を払ってもらう「コレクトコール」など、5サービスを来年7月末で終了すると発表した。携帯電話やメールが普及し、利用者が減少しているためだという。 同社は同時に、番号案内(104番)で案内された番号にそのままつないでくれるサービスなども廃止する。 コレクトコールは、会社員が取引先の電話を借りて自社にかけたり、学生が寮の共用電話から親元にかけたりする際に使われていた。しかし携帯電話やフリーダイヤルの普及、メールなど連絡手段の多様化で、利用が減った。ピークの1989年度は約5346万件の利用があったが、最近は激減しているという。 NTTの電話交換機システムは2020年ごろに変更される予定で、変更後は従来のサービスを続けられなくなることも影響した。 国際電話のコレクトコールはKDDIが提供している。10年にサービスを縮小したが、一部は続けている。