全日本空輸は4日、米ボーイング社の最新型航空機「787―9」を羽田空港で報道陣に公開し、日本や米国の小学生ら約170人を乗せて富士山上空を遊覧飛行した。この航空機は2011年に全日空が世界で初めて導入した「787―8」の改良型で、乗客を乗せて飛ぶのは世界で初めてだ。 全長が787―8より約6メートル長い約63メートルになり、乗客の定員は335人から395人に増えた。7日から、羽田と福岡、松山、大阪(伊丹)を結ぶ定期便で使う。全日空は44機注文しており、来年春には国際線にも投入する。 1号機はニュージーランド航空に納められたが、全日空は「世界初の乗客飛行」でボーイングとの信頼関係をアピールした。記念式典には米国のケネディ駐日大使も出席し、「日米の深い絆のシンボルになる」とあいさつした。 全日空の伊東信一郎会長は、遊覧飛行に招待した小学生に向けて「次世代を担う子どもたちを次世代の航空機に招待し