沖縄県・尖閣諸島が日本語名で表記されている中国政府発行の地図が見つかり、外務省は、尖閣諸島が日本固有の領土であることを裏付ける新たな証拠として、近く同省ホームページの尖閣諸島に関するコーナーに掲載する方針だ。 地図は、日本の国土地理院に当たる「国家測絵総局」(当時)が1969年に出版した地図集の一部。尖閣諸島を「尖閣群島」と記しているほか、尖閣諸島西端の「魚釣島」との日本名も記載されている。自民党の原田義昭衆院議員が元外務官僚から入手し、2月23日の衆院予算委員会で質問の資料として示した。答弁した岸田外相は「貴重な資料」と評価し、「様々な資料を活用しながら、戦略的な対外発信を続けていかなければならない」と述べていた。