お正月と言えば、初日の出フライトが近年は恒例行事のひとつになった。今回は令和になって最初の初日の出とあり、例年以上に注目された。しかし、今では当たり前になった初日の出フライトも、誰かが初めて実現させて、利用者に受け入れられたものだ。 日本人にとって特別な意味を持つ初日の出や富士山。最初に初日の出フライトを実施したのは全日本空輸(ANA/NH)で、21世紀最初の年である2001年にスタートし、今年で20回目を迎えた。「社員有志が企画し、当初はその年だけの予定でしたが20周年を迎えました」と、ANAの平子裕志社長は初日の出フライトの乗客に語りかけた。 ANAの第1回初日の出フライトに携わったのは、現在はCEマネジメント室商品企画部に所属する皆川里佳マネージャーだ。当時は収入や予算を管理する部署におり、そこにはチャーター便の調整を手掛ける人たちもいた。 今では当たり前のことも、誰もやったことがな