身体症状からうつ症状をスクリーニングする自己記入型スケールMultidimensional Physical Scale (MDPS)を開発した。これまで、専門医への受診をためらっていた方、自分では気づいていない方など隠れていたうつ予備軍にも、測定状況に影響されない身体症状に特化した質問項目でスクリーニングすることで、うつの早期発見が可能となった。本スケールは子育て世代のうつのスクリーニングとして期待できるだけでなく、身体症状の改善を目標に様々な解決策を提示することができ、うつ傾向となっている多くの子育て世代の女性のサポートに繋がっていくことが期待される。 大阪大学大学院医学系研究科 先進融合医学共同研究講座(共同研究講座:株式会社ツムラ)の 竹内麻里子 医員、萩原圭祐 特任教授(常勤)らの研究グループは、子育て世代の女性の身体症状からうつ症状をスクリーニングする尺度開発に成功しました。