2022年春アニメである『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』を見ていて、自分としては面白くないながらも考えさせられる点が多かった。 正直、この作品で何が面白く、何がダメかと考えていると、別の点で大きな問題を抱えているのが見えてくる。それだけに自分は本当の意味で楽しんで見ていた作品と言えるかは疑問ではあった。 その点はひとまず置いておくにせよ、この作品で見えてきた問題とは商業展開で求めるモノが売り手、買い手でズレて認識しているのではないか?である。 そもそも、転生モノの多くを生み出したweb小説とは、ライトノベルとは様々な点で構造が違っている。軽い文調の小説作品であるのにだ。 だからこそ、始めにweb小説を主体として商業展開していた出版社は、ライトノベル・レーベルを持たない所であった。一部では例外はあったにせよ、レーベルとして多く出版したという点では歴史的に間違っていない。 しかし、今では
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