沖縄・尖閣諸島周辺の領海では、相変わらず中国船が傍若無人に侵入し、日中間の緊張は解けない。2012年9月に野田政権が尖閣を国有化して以降も中国側は挑発行為を繰り返してきた。中国問題に詳しいジャーナリスト・相馬勝氏が、尖閣問題についてかつて東京都による購入計画をブチ上げた石原慎太郎氏に聞いた。 --尖閣問題をめぐって、日中間で武力衝突が起きるとの予測もあります。 石原:戦争の可能性については専門家が考えることで、尖閣で「ホットフラッシュ(一触即発の危機的事態)」が起きたらどうなるかは、自衛隊はもちろん、CIA(米中央情報局)もやっている。もっと面白いのは、イスラエルの諜報機関・モサドも分析していることだ。 モサドの元長官とシンガポールで会った時に面白いことを言っていた。「日本は負けません。石原さん、ガダルカナル海戦を思い出してください」と。日本はガダルカナルにいたアメリカの航空母艦を攻撃する