競技に対して必ずしも高い向上心があったわけではない。創価大学の三上雄太(4年、遊学館)は、むしろ「流れに身を任せるまま」に創価大に入学してきた。2019年に榎木和貴監督就任とともに飛躍したチームの中で、自身もしっかりと力をつけ、大きな挫折も糧にして、3年目の箱根駅伝往路優勝という快挙につなげた。最終学年では主将も経験し、人としても大きく成長。入学当初の想定をはるかに上回った充実の4年間を振り返ってもらった。 2年目の箱根駅伝は当日変更でメンバー漏れ 普段から感情的になることはあまりない三上が、「陸上競技をやってきて、初めてめちゃくちゃ悔しいと感じた出来事」と話すのが、20年の正月、2年生で迎えた箱根駅伝だった。区間エントリーでは7区に入ったが、当日変更で補欠に回り、寮のテレビでチームメートを応援するしかなかった。同期の嶋津雄大(若葉総合)が10区で区間新を打ち立てるなど、チームは一丸となっ
箱根駅伝前回大会では往路優勝、総合2位で、大学駅伝界に大きなインパクトを与えた創価大学。今シーズンはスローガン「ストライプインパクト」のもと、往路優勝、総合3位以上を目標として戦ったが、往路8位、復路6位で総合7位。しかし確実に「強さ」を増していると感じられる場面もあった。 「心で走る」嶋津、2回目の区間賞 昨年準優勝をしてから、チームには「この練習をしていけばいける」という手応えがあり、選手たちは自信を深めた。榎木和貴監督が重視したのは、「強さ」を身につけること。昨年準優勝できたから今年優勝、というわけではなく、3年、5年と強いチームを作っていくというつもりで強化を続けた。前半シーズンは歯車が噛み合わず、全日本大学駅伝関東地区選考会で通過を逃すなど、苦しい時期もあった。しかし秋には自己ベストを更新する選手が続出。いい流れで箱根駅伝の日を迎えた。 榎木監督の戦術は「いい選手を前から順に並べ
箱根駅伝前回大会では往路優勝、総合2位で、大学駅伝界に大きなインパクトを与えた創価大学。今シーズンはスローガン「ストライプインパクト」のもと、往路優勝、総合3位以上を目標として戦ったが、往路8位、復路6位で総合7位。しかし確実に「強さ」を増していると感じられる場面もあった。 「心で走る」嶋津、2回目の区間賞昨年準優勝をしてから、チームには「この練習をしていけばいける」という手応えがあり、選手たちは自信を深めた。榎木和貴監督が重視したのは、「強さ」を身につけること。昨年準優勝できたから今年優勝、というわけではなく、3年、5年と強いチームを作っていくというつもりで強化を続けた。前半シーズンは歯車が噛み合わず、全日本大学駅伝関東地区選考会で通過を逃すなど、苦しい時期もあった。しかし秋には自己ベストを更新する選手が続出。いい流れで箱根駅伝の日を迎えた。 榎木監督の戦術は「いい選手を前から順に並べて
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く