Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S. Photographer: Michael Nagle/Bloomberg 市場が大打撃を受ける現状下で、機関投資家は株式を売却し、個人投資家は買いに回っている。新型コロナウイルス禍で株価が底値を付けた2020年3月前後と同様の状況かもしれないが、その後に起きたメルトアップ(予想外の上昇)の記憶は振り払うのが難しい。 米銀バンク・オブ・アメリカ(BofA)の顧客データによると、急激に乱高下する相場や悲惨な戦争のイメージにも関わらず、個人投資家は9週間連続で株式市場に資金をつぎ込んでいる。同行のヘッジファンド顧客が先週、過去最大の40億ドル(約4630億円)もの株式を売却したのとは対照的だ。米投資銀行モルガン・スタンレーのトレーデ