米半導体メーカー、エヌビディアの株価は昨年初めから猛烈な上昇を見せてきたが、ニュー・ストリート・リサーチのアナリスト、ピエール・フェラギュ氏によれば少なくとも今はさらなる上昇余地はなくなった。 フェラギュ氏は、エヌビディアの株価が「十分に評価されつつある」として、同社の株式投資判断を「買い」から「ニュートラル(中立)」に引き下げた。エヌビディアの株価は2023年に約240%上昇、今年に入ってからも156%値上がりしている。 同氏によれば、これ以上の株上昇は「2025年以降の見通しが大幅に引き上げられるような強気なケースでのみ実現するが、このシナリオが現実になるとの確信はまだない」と述べた。 人工知能(AI)の恩恵を強く受けている企業の投資判断引き下げは異例とも言える。ブルームバーグが調査するアナリストの投資判断では90%近くがエヌビディアの株式に買いを推奨している。
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