WSLには、通常のLinuxにはない機能として、Windowsのプログラムを起動できる「Win32相互運用性」(Win32 Interop)がある。 Win32相互運用性には、「Win32側からWSLのプログラムを実行する」、「WSL側からWin32プログラムを実行する」(今回解説)、「Win32とWSLで環境変数を共有する」(次回解説予定)の3つの機能がある。「Win32側からWSLのプログラムを実行する」の基本的な動作に関しては、「Windows Subsystem for Linuxガイド 第2回 コマンド編」に解説がある。 解説を行う前に用語を確認しておく。WSL側シェルはWSLディストリビューションにより違いがあるが、ここではLinuxで広く使われているbashであると仮定して説明を進める。以後bashと表記したらWSL側のシェルであることを理解しておいていただきたい。 WSL側
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