米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は経営組織を「フラット化」する方針を従業員に示したが、それが実際に進んでいるペースには既に驚くべきものがある。 マスクCEOは14日の従業員向け資料で、コミュニケーション向上や機能統合、テスラの目標「達成に不可欠」でない活動からの撤退に向けて同社の構造を変える「徹底的な事業再編」を宣言した。一方、広報担当者は先週、6月の株主総会用資料に明記されている幹部4人のうち1人の「充電」目的での休職を確認した。エンジニアリング担当シニアバイスプレジデントのダグ・フィールド氏のことで、同氏をマスクCEOは「世界で最も有能な」エンジニアリング幹部の1人と見なしていると評したことがある。 フィールド氏は退職していないものの、テスラでは幹部の退社が相次いでいる。この状況について、同社のショートセラー(空売り投資家)として知られるジム・チャノス氏は「驚くべきも