自民党の大塚拓安保調査会副会長は、米朝間で朝鮮戦争終結が合意された場合、韓国に「米軍が残るかどうか」がポイントとなると指摘する。仮に米軍が朝鮮半島から撤退してしまえば「米中の緊張が高まった時のフロント(前線)が日本になるということを即意味する」として、「日本にとって好ましくないのは言うまでもない」と語った。 地域のバランスを考えると米軍は「完全撤退するのが良いとは考えない」と見るが、財政負担を重視し、縮小の判断をすれば日本にとって「大きなリスク」となると強調した。 米朝首脳会談で最大の焦点である非核化を巡っては、米側が完全かつ検証可能で不可逆的な廃棄を望んでいるのに対し、北朝鮮は日韓への核の傘の提供取りやめを求めており、思惑にずれがある。トランプ米大統領は7日の記者会見で、会談では朝鮮戦争を正式に終結させる合意に「調印する可能性があるのは確かだ」と発言し、「これは恐らく易しい部分だろう。難