2013年5月、米FRBは量的緩和策の縮小を示唆。債券投資家の大規模なろうばい売りを引き起こした。「テーパー・タントラム(かんしゃく)」と呼ばれた現象だ。現在、同じような売りが発生すれば、もっとひどい混乱になりかねない。写真はワシントンのFRB本部。2018年8月撮影(2021年 ロイター/Chris Wattie) [ロンドン 18日 ロイター] - 2013年5月、米連邦準備理事会(FRB)は量的緩和策の縮小を示唆。債券投資家の大規模なろうばい売りを引き起こした。「テーパー・タントラム(かんしゃく)」と呼ばれた現象だ。そして現在は、当時よりも世界全体の債務総額が約70兆ドル膨らんでいる。同じような売りが発生すれば、もっとひどい混乱になりかねない。 バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)の機関投資家2月調査でも、13年当時のテーパー・タントラムのような動きが最も警戒すべき市場リスクの1つに挙