1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら。 米金融当局者はジャクソンホール会合(米カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム)で、新型コロナウイルス禍からの景気回復を支援するために導入した緊急政策の終了を表明するべきだと、JPモルガン・インベストメント・マネジメントのボブ・マイケル最高投資責任者(CIO)が主張した。こうした緊急政策は今や、政府の歳出計画を「引き受けている」も同然だとの見方を示した。 「危機はとっくに過ぎた」とマイケル氏は25日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで発言。米議会が3兆5000億ドル(約380兆円)の予算決議案と5500億ドル規模のインフラ包括法案で前進する中、「米金融当局が政府政策の多くを引き受けているというモラルハザード(倫理観の欠如)が生じている」と述べた。 その上で、ジャクソンホ