日本は世界有数の「動物園大国」。身近な娯楽施設として、100近い動物園が全国各地に作られてきた。だが、上野動物園(東京)や旭山動物園(北海道)といった有名動物園が華やかなイメージを保つ一方で、地方の小さな動物園の多くは、来園者数の減少や施設の老朽化、飼育動物の高齢化といった苦境に直面している。生き残りをかけ、独自の存在意義を打ち出そうとする動物園を巡った。(Yahoo!ニュース編集部)
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「新編世界イカ類図鑑」の表紙。イカが逆さまのように見えるが、学術の世界ではこれが標準だ(東海大学出版部提供) イカは三角頭巾のある方が頭側で、こちらを上に表示した方が良いのか、あるいは逆か――。 イカが「市の魚」の北海道函館市で、ちょっとした“議論”が起きている。10日からは、イカやタコなどを研究する世界の頭足類学者の国際シンポジウムも函館で開かれる予定で、シンポを機に一般の論議も深まりそうだ。 シンポ開催が決まった後の今年4月、米ミネソタ大学の中島隆太准教授(現代芸術)が作成した大会ロゴマークの素案が、各国の学者にインターネットで回覧された。三角頭巾を上にした図案だったが、国内外の学者からは「少し違うぞ」との忠告が続出。中島さんは、一般にゲソと呼ばれる腕の部分を上にした図案に作り直した。 中島さんは「当初の図案は日本の一般的なイカのデザインを意識した」と説明。そのうえで、「今回は専門家の
豪シドニーの動物園で、餌のウサギを食べる体重700キロのイリエワニ「レックス」(2014年3月3日撮影、資料写真)。(c)AFP/Saeed KHAN 【10月23日 AFP】イリエワニは脅威を察知するために片方の目を開けたまま眠ることができることが分かったと、オーストラリアの科学者らが23日、語った。追加の研究によって、脳の半分だけを眠らせる能力を持っていることが明らかになる可能性が高いという。 この研究は英科学誌「Journal of Experimental Biology(実験生物学ジャーナル)」に発表された。オーストラリアの研究チームは、3頭の若いイリエワニを個別の水槽に入れ、12か月にわたって観察。結果、ワニも鳥類と同様に外敵の脅威がある環境では「片目だけを閉じて」睡眠していることが分かった。 論文の筆頭著者、ラトローブ大学(La Trobe University)のマイケル・
2014年度に国内で販売されるなどして流通した犬猫の数は約75万匹で、その約3%にあたる2万3千匹余りが流通過程で死んでいたことが、朝日新聞とAERAの調査でわかった。犬猫の国内流通の実数が判明するのは初めて。 13年9月に施行された改正動物愛護法で、繁殖業者やペットショップなどに提出が義務付けられた「犬猫等販売業者定期報告届出書」の13年度分(9月施行のため原則的に同月以降の7カ月分)と14年度分を独自に集計した結果、判明した。この届出書は、各業者が年度中に販売したり死亡したりした犬猫の数を所管の自治体に報告するもの。「販売や繁殖に使われる犬猫が適正に取り扱われているかどうか把握するため」(環境省)に導入された。 集計の結果、販売または、不要になるなどしたため無償で引き渡された犬が、13年度は37万894匹、14年度は61万7009匹いた。猫はそれぞれ7万2569匹と、13万3554匹だ
仏マルセイユで撮影されたおんどり(2006年3月6日撮影、資料写真)。(c)AFP/GERARD JULIEN 【7月24日 AFP】(一部更新)夜明けを告げるおんどり(雄のニワトリ)の鳴き声の順番は、集団内の序列で決まっているとする、ニワトリ界の長年の謎を解明した研究結果が23日、発表された。最上位のおんどりが朝一番の鳴き声を上げる一方で、格下のおんどりたちは自分の番を辛抱強く待っているという。 夜明け前に最初の「コケコッコー」が聞こえた直後、近くから次々と他の鳴き声が続くのは、おなじみの光景だ。 だが、おんどりたちは誰が最初に鳴くのかを、どのようにして決めているのだろうか。 英科学誌ネイチャー(Nature)系オンライン科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」に掲載された、飼育されたニワトリを用いた一連の実験結果によると、それは集団内の地位で決ま
都市部で動物とふれあえる場所としてはフクロウカフェや猫カフェ、うさぎカフェなどが近年増えてきていますが、1店舗でふれあえる動物が1種類に限られていたり、時間制限があったりして、ゆっくりまったり動物とふれあうのは難しい場合もあります。動物たちと目いっぱいふれあいたいという欲を叶えるべく、時間無制限であらゆる動物とふれあえる「天保山アニパ」に行って思いっきり動物たちとたわむれてきました。 天保山アニパ|マーケットプレース http://www.kaiyukan.com/thv/marketplace/shop/amusement/07/ 天保山アニパ(@TenpozanAnipa)さん | Twitter https://twitter.com/TenpozanAnipa 「天保山アニパ」は大型ショッピングモール「天保山マーケットプレース」の中にあり、住所は大阪市港区海岸通1-1-10で、大阪
奈良公園(奈良市)一帯に生息し、国の天然記念物に指定されている奈良のシカ。公園周辺では、観光客が買った鹿せんべいに群がる姿を日常的に見る。その様子に、「なぜ販売所を襲わないんだろう」という疑問がわいた人もいるのではないだろうか。インターネット上でも「奈良のシカは、販売所を襲わない」という噂がまことしやかに書かれている。だが、奈良の鹿愛護会などによると、「それは全くのデマ」。奈良のシカと販売所の間では、目に見えない戦いが、日々繰り広げられている。 油断は禁物鹿せんべいを販売して10年という60代の女性は「シカは思った以上に利口。油断すると(鹿せんべいを)持っていかれる」と話し、周囲に目を光らせる。 観光客の多い休日は、シカは販売所の近くに寄ってはきても、並べられている鹿せんべいに手を出すことはない。ところが、観光客が少ない平日、鹿せんべいがもらえずに空腹になると、売り物を狙い出すという。 販
anond.hatelabo.jp 「おれのアタマじゃ結論出ないので、倫理学の専門家に説明してほしいなあ。」 私も専門家ではないし、時間がないので雑になるが、前半の「知能による線引き」について、とりあえず説明してみる。 基本的に、倫理学で「動物は道徳的に配慮されるべきだ」「人間には、動物を倫理的に取り扱う義務がある」といった主張がされる場合には、その根拠は「動物が苦痛や幸福を感じるから」であることが多い。 「人間が苦痛を受けること」や「人間の幸福が奪われること」が「悪いこと」であるのと同じように、「動物が苦痛を受けること」や「動物の幸福が奪われること」も「悪いこと」である、という訳である。 「悪いこと」であるから絶対にやってはいけない、という主張もあるが、多くの倫理学の主張では「正当な理由」がある場合には「動物が苦痛を受けること」などの「悪いこと」を行ってもよい、としている。 極端な例では
国内の水族館が「追い込み漁」と呼ばれる方法で捕獲されたイルカを入手していることが倫理規定に違反するとして「日本動物園水族館協会」が、加盟する国際組織から除名処分にすると通告されていた問題で、協会は20日、理事会を開き、国際組織に残留する方針を決めました。 イルカの入手方法について改善策を示すことになり、水族館が影響を受ける可能性があります。 WAZAは、21日までに改善策を示すよう求めていて、日本動物園水族館協会は20日午後、都内で理事会を開き、対応を協議しました。 理事会は非公開で行われましたが、関係者によりますとWAZAへの残留を求める意見が多数を占め、残留する方針を決めたということです。協会はイルカの入手方法について改善策を示すことになります。 日本動物園水族館協会に加盟する水族館の多くが、イルカの入手を和歌山県太地町で行われる追い込み漁に頼っていますが、今後、影響を受ける可能性があ
追い込み漁によるイルカ入手をめぐって世界動物園水族館協会(WAZA、本部・スイス)が日本動物園水族館協会(JAZA、東京都)の会員資格を停止した問題で、漁場がある和歌山県の仁坂吉伸知事は13日の定例会見で、「いじめだと思う。フェアに考えてもらいたい」とWAZAの判断を批判した。 資格停止は4月21日付で、国内の水族館が同県太地町の追い込み漁で捕獲された野生イルカを入手していることが問題視された。 仁坂知事は「養殖繁殖させたものだけ展示するなら、今の何分の1くらいになってしまうのか」「希少種なんて(養殖は)絶対にできない。考える能力のない組織かもしれない」などと発言。情報を収集し、JAZAの今後の交渉を後押しするよう国などに働きかける考えを示した。
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