Parrots in captivity seem to enjoy video-chatting with their friends on Messenger
日本のミジンコはアメリカから来た外来種で、たった4個体からの直系子孫だった──東北大学大学院の研究チームは、日本に生息するミジンコのDNAを調べた結果、意外な結果が分かったと発表した。うち2個体は黒船来航以前に侵入したと見られ、どんなルートで日本にやってきたのかなど、小さな生き物が大きな謎を投げかけている。 ミジンコは大きさ数ミリの甲殻類。雌だけで繁殖する「単為生殖」を行うが、環境が悪化すると雄を生み、有性生殖を行って、乾燥にも耐える「休眠卵」を産む。 東北大学大学院生命科学研究科・占部城太郎教授の研究チームは、国内300カ所以上のため池や湖で調査し、採集したミジンコのミトコンドリアDNAと細胞核DNAを解析した。 その結果、母親から子へほぼそのまま受け継ぐミトコンドリアDNAには4つのタイプが見つかり、それぞれ北米のミジンコとよく似ていた。また細胞核DNAからは、日本には生息していない北
青色発光ダイオード(LED)を使ってミカンをカビから守る取り組みが静岡県農林技術研究所果樹研究センター(静岡市清水区)で続いている。 県特産のミカン「青島温州」は年末に収穫し、1、2カ月ほど保管すると具合よく酸味が抜け、食味が増すが、貯蔵中に約2割は腐ってしまう。 同センターでは、青色の光を当てたオレンジが腐敗しにくいという米国の研究結果に注目。昨年実際にLEDを照射し腐敗度合いを試したところ、ミカンの腐敗の速度が通常の半分以下に抑えられたため、今年は昨年12月に収穫した約360個のミカンでテストをしている。 山家一哲・主任研究員は「効果的な照射方法や適当なLED製品など実用化に向けた課題をどうクリアするかがこれからの課題」と話している。(杉本康弘)
現在、地球上におよそ1万種が生息すると言われる鳥は、恐竜などが絶滅したあとに、その種類を急激に増やしたとみられるという研究結果を国際研究チームが発表し、鳥類の進化の過程をひもとく成果として注目されています。 これは、日本を含む世界20か国の研究者数百人による国際研究チームが、アメリカの科学誌「サイエンス」に発表したものです。 研究チームは、鳥類の進化の過程を解明しようと、カラスやワシ、ダチョウなど48種類の鳥について、すべての遺伝情報をスーパーコンピューターで解析し、4年余りかけて種が分かれた時期や系統などを調べました。 その結果、鳥類は恐竜などが絶滅したおよそ6600万年前からその後の1500万年の間に急速に種類を増やしたとみられることが分かったということです。 研究チームは、恐竜などが絶滅して、鳥が生息できる場所が増え、さまざまな環境に適応した生態に進化していったと分析しています。 現
はてブロの方で書いた記事の補足みたいなものです。 早速ニセ科学界隈が騒ぎ出している模様 - novtanの日常 「科学の進歩を停滞させたことの言い訳で、論点のすり替え」みたいなコメントがあって面白かったので。論点のすり替えって何を何へすり替えたのかねえw ☆たくさんついてるけど本人プラスいつものアレ とはいえ、タイトルについて結論を言うと残念ながら「犠牲になった」と言わざるを得ない部分はあると個人的には思います。 これは科学の実践部分での弱点みたいなもので、現代の知見において十分に確からしい(つまり、実力に裏付けられた権威が認めるもの)はエビデンスが不十分でも予算がついて研究が進められ、そうでないもの、特に「え、ちょっとそれありえないっていうか気のせいじゃない?」みたいなものについては懐疑的になり予算がつかないで研究が頓挫する、ということも十分にありえます。 すでに報道されているように、今
STAP細胞研究の小保方氏が、メディアのゴシップ取材攻勢に「研究活動に支障が出ている」と文章を出す事態に発展した件について。 この件は藤代さんの記事STAP細胞研究の小保方晴子博士が「研究活動に支障が出ている」と報道機関にお願い(藤代裕之) - 個人 - Yahoo!ニュースに全面同意で、ほとんど付け足すことはない。ただ、社会部やワイドショーメディアのおっさん目線には辟易する一方、科学記者の視点から見ても、小保方氏のいわゆる「女子力」に溢れたサイト、机、服装は確かに大きなエポックだったかもとは思ったので、短くまとめてみる。 一般に、理系女子は研究室では少数派である。このため、同室の男性大学生・院生にとっては数少ない恋愛対象になってしまい、結果として研究室内の人間関係をギスギスさせてしまうこともある。なので、女性研究者は研究室内であえて女性性を封印する、つまり地味な服装をしたり頭をぼさぼさに
【ワシントン=中島達雄】今年のノーベル生理学・医学賞を受賞した米カリフォルニア大バークレー校のランディ・シェックマン教授(64)が、世界的に有名な3大科学誌は商業主義的な体質で科学研究の現場をゆがめているとして、今後、3誌に論文を投稿しないとの考えを明らかにした。 教授は9日、英ガーディアン紙に寄稿し、英ネイチャー、米サイエンス、米セルの3誌を批判した。研究者の多くは、評価が高まるとして、3誌への掲載を競うが、教授は「3誌は科学研究を奨励するよりも、ブランド力を高めて販売部数を増やすことに必死だ」と指摘した。 その上で「人目を引いたり、物議を醸したりする論文を載せる傾向がある」との見方を示し、3誌が注目されやすい流行の研究分野を作り出すことで「その他の重要な分野がおろそかになる」と問題を提起した。
コドンに次ぐ新たなDNAコードが発見されたという話。 新たな遺伝コードを発見、遺伝子制御に関与か 国際研究 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News ヒストンコードってのもあっただろ。何でも新たな概念にすればいいと思いやがって。 論文こちら〜Exonic Transcription Factor Binding Directs Codon Choice and Affects Protein Evolution ゲノムには大雑把に言って「タンパク質をコードする遺伝子」の部分と「転写因子が結合して遺伝子を発現させる」部分があります(ホントはもっといろいろある)。で今回の発見は、タンパク質をコードする配列が転写因子結合配列でもあるということがわかったちゅう話。 「この遺伝子からはこういうタンパク質を作ります」って情報だけかと思ってたら「この遺伝子を発現させて」という情報も隠されてた。ダブル
2013-05-13 「ニワトリザウルスを作りたい」という研究者のTED講演 動物 こないだニコニコむしむしで世の中には熱くて風変わりな研究者たちがいるものだなと思ったものですが*1、さすがというかやはりというかTEDにもいらっしゃいました。 ジャック・ホーナーという古生物学で有名な人だそうです。 日本語字幕付きだよ。 ジュラシックパーク的なクローンのあれで恐竜を現代に蘇らせるというアイデアはあるわけですけれど、この先生によると、やっぱり化石から恐竜のDNAを取ってくるのは相当難易度高い。血管とかヘムタンパク質は取れてもDNAだけはムズい、この手法は現実的でないかもしれないと言っています。ジュラシック・パークでは琥珀の蚊というとこが何か良さげな発想だったけど、そんなん研究室が復活した蚊でいっぱいになるよね、と聴衆の笑いを誘っています。これがTEDのプレゼン! そこで彼らは現代に生き
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