一度は書かねばと思っていた、オーバーポスドク、つまり定職に就けないポスドク増大の問題です。 このこと、わたくし数年前から聞いており、いちおう考えていました。ある程度考えが固まったから、文科省の研究所のかたが訪問されたときに意見を開陳したことはありますが、どうも吃驚されたようなので、その後はどう説明したら、頓狂な意見ではなくまともな意見とみなされるか、そちらの方を考えていました。まだまだ熟してないのですが、まあ日記ブログですし、書かせて貰います。結論的なことは最後にいいます。 定職に就けないポスドクが1万5千人とか言われてます。これを聞いて、非常に困ったと思われるかたと、当然と思う人が2種類あるのですが、わたくしは後者です。でも、無慈悲な人間と即断しないでください。 国が1兆円の科学技術関係の予算を付けるなら、そのすくなくとも半分くらいは人件費となるのがごく普通の生命科学分野の感覚ではないで