先月19日に発見された観測史上初の恒星間天体「オウムアムア」は太陽系から猛スピードで離れつつあるが、様々な望遠鏡による観測が続けられている。そのデータから、天体の外観や組成などが推測されている。 【2017年11月24日 ヨーロッパ南天天文台/NASA JPL/NOAO】 10月19日に米・ハワイのパンスターズ望遠鏡による観測で発見された小天体は、その軌道から観測史上初の「太陽系外からやってきた恒星間天体」とみられており、「ʻOumuamua(オウムアムア)」という名前が付けられた(参照:「観測史上初の恒星間天体、名前は「ʻOumuamua」」)。 米・ハワイ大学天文学研究所のKaren Meechさんたちの研究チームが、ヨーロッパ南天天文台の超大型望遠鏡VLTでオウムアムアを観測したところ、天体の明るさが7.3時間の周期で10倍も変化していることが明らかになった。変光の原因はいくつか考え