カナダ西部ブリティッシュコロンビア州の島に4月中旬、東日本大震災後の津波で流失したとみられるバイクが流れ着いたのを住民が発見した。カナダ放送協会(CBC)が29日報じた。宮城ナンバーのプレートが付いている。 CBCは、大震災の津波で日本からカナダに到着した最初の漂流物の可能性があるとしている。 大震災後の津波で流失し北米大陸西部に漂着したものとしては、米アラスカ州のミドルトン島に3月、岩手県から流れたサッカーボールとバレーボールが発見され、いずれも持ち主が判明している。(共同)
東日本大震災で、東京電力福島第1原発事故の対応を指揮した陸上自衛隊中央即応集団の宮島俊信・前司令官(58)が、毎日新聞の単独インタビューに応じた。深刻さを増す原発、見えない放射線の恐怖の中で、「最悪の事態を想定し、避難区域を原発から100~200キロに広げるシミュレーションを重ねた。状況によっては関東も汚染されるので、日本は終わりかと考えたこともあった」と緊迫した状況を明かした。 自衛隊が警察や消防などの関係機関を指揮下に置いて任務に当たったのは自衛隊史上初めて。しかし、自衛隊に暴走する原子炉を止める能力はない。宮島さんは「ヘリコプターによる原発への放水は、本格的な冷却装置ができるまでの時間稼ぎにすぎなかった。高濃度の放射能などへの不安はあったが、我々がここまでしなくてはいけなくなったというのは、かなり危険性があるという裏返しだった」と語る。 その上で、「危険に立ち向かってでも事故を抑える
東日本大震災で親類7人を亡くし、引退を撤回したオートバイ・ロードレースの元国内王者、伊藤真一選手(44)(ホンダ)が15日、復帰戦となった国内最高峰の全日本選手権第1戦(三重・鈴鹿サーキット)で3位に入った。 一時は首位に迫る熱い走りで会場を盛り上げ、「被災者の皆さんに楽しんでもらえたなら本望」。被災地で役立ててもらおうと、この日の賞金などでバイクを贈る考えを示した。 開幕セレモニーで「東北に勇気を与えたい」とあいさつ。黒いヘルメットで哀悼の意を表して臨んだレースは、予選4位から順位を上げ、表彰台ではひときわ大きな拍手を受けた。 伊藤選手は経営する宮城県岩沼市の自動車販売店で被災。親類7人が津波に流されるなどで死亡し、がんで闘病中だった母弘子さんも直後に亡くなった。
国の地震調査研究推進本部が、宮城県沖から福島県沖まで連動する巨大地震を、長期評価の対象に追加し、今月公表する方針だったことが分かった。 大津波を伴う約1150年前の巨大地震の全体像が最近明らかになってきたためで、同本部は宮城県には2月に事前説明を終え、福島県にも3月中に説明する予定だった。公表を目前に東日本大震災が起きたことに対し、専門家からは「想定されていたより大きい地震が発生する可能性を、事前に伝えておければ……」と悔やむ声も出ている。 同本部では2005〜09年度、宮城県沖で起きる地震を重点調査。古文書の記録で知られていた869年の貞観地震は宮城県―福島県沖の長さ200キロ、幅100キロの断層がずれたマグニチュード(M)8クラスとみられ、津波により宮城―福島県沿岸部の内陸3〜4キロまで浸水していたことを地質調査やコンピューターの想定実験で明らかにした。東日本大震災の浸水域は最大5キロ
日本の防空識別圏に侵入したロシアの戦闘機など2機が、大気中のちりを集める「集じんポッド」を装着していたことが分かった。東京電力福島第一原子力発電所の事故で放出されている放射性物質を採取し、自国への影響を調べる狙いがあったとみられる。2機とほぼ同時刻に、北海道沖の領空に別の戦闘機が接近していたことも新たに判明した。 防衛省関係者によると、21日午前8時半〜同10時半、ロシアのSu27がロシア・ウラジオストクから秋田県沖を飛行し、断続的に日本の防空識別圏に入った。同10時半〜11時半には、能登半島沖から北海道西方沖の防空識別圏内を電子戦機An12が飛行した。 航空自衛隊の戦闘機がスクランブル(緊急発進)した際、2機が機体下部に集じんポッドを取り付けているのを確認した。Su27は高度2千フィート(約600メートル)〜2万フィート(約6千メートル)の間を飛行していたという。防衛省関係者は「どの
大津波 潮位の激しい変動確認 3月29日 4時50分 今回の大津波では、岩手県の沖合で地震の直後におよそ7メートルの津波が観測されたあと、30分ほどの間に潮位が10メートル近く下がるなど、激しい潮位の変動が6時間にわたって続いていたことが、国土交通省が設置した「GPS波浪計」のデータから確認されました。 国土交通省は、沖合で波の高さを測る「GPS波浪計」を青森県から福島県沖にかけて7つ設置しています。波浪計のデータは、今回の巨大地震の直後から電源の故障などで受信できなくなっていましたが、国土交通省がデータを回収し、港湾空港技術研究所で分析を行いました。その結果、岩手県釜石市の沖合、20キロの海上に設置した波浪計では、地震の直後から津波を捉え始め、地震発生から25分ほどで6.7メートルという最大の高さを観測していたことが確認されました。その後潮位は、およそ30分かけて10メートル近く下がりま
大震災40分前上空の電子急増 チリ地震と類似「前兆か」 (03/28 10:11) 国内最大のマグニチュード(M)9・0を記録した東日本大震災の40分前、震源地上空の電子の量が局地的に増えていたことが、北大理学研究院の日置(へき)幸介教授(地球惑星物理学)の調べで分かった。日置教授は震災後、昨年のチリ地震(M8・8)をはじめ、過去の大地震直前にも同様の現象が起きていることを確認。「電子の急増は、巨大地震の前兆の可能性がある」とみている。 日置教授によると、国土地理院の衛星利用測位システム(GPS)観測網のデータを基に、地上約80〜500キロの電気を帯びた空気の層である「電離層」の電子の量を解析した。 その結果、11日午後2時46分発生の巨大地震から40分余り前の午後2時以降、震源地の三陸沖の上空で、電子の量が通常より2割ほど増えたことが分かった。 このため、同教授は過去の巨大地震に関しても
しかしここで私は、課題をひとつ提起したいと思います。これらのウェブメディアを同時並行的に立ち上げていくこと以上に、いま本当に求められていることがあります。それは、ネットのインフラが使えなくて情報が途絶している被災地の人たちからアナログの情報を収集し、そして食糧配給や安全な避難所や燃料などの情報を再びアナログに戻して送り届けること。 私はこの一週間、孤立した被災地への支援を行っている日本ユニバをはじめとして政府関係、防災関係、またIT業界などの人たちと会って意見交換してきました。現地の様子はいまだに全容はさっぱりわかりません。被災地の全体像をつかんでいる人は、おそらく政府にも自衛隊にも自治体にもほとんどいません。みな「自分の目の前にあること」を一生懸命手を尽くしている状況です。しかし全体像が見えていないから、どうしても欠落部分は生じてしまいます。しかし情報インフラについては次のような断片的な
ソフトバンクモバイルの孫正義社長は、東日本大震災で親を亡くした震災孤児が18歳になるまで、携帯電話や通話料を無料にすると表明した。 インターネット上でつぶやく「ツイッター」に寄せられたアイデアに対し、孫社長が20日、「やりましょう」と答えた。同社広報によると、18歳未満の震災孤児に対し、携帯電話機、通話料やデータ通信料などの利用料を無料にする方向で検討しており、詳細は今後詰める。 同社は昨年3月から、孫社長がツイッターで「やりましょう」と答えたことの進み具合をホームページで公表している。海外パケット定額サービスなど92件中85件が実現したという。 孫社長は22日には福島県の佐藤雄平知事と会談し、被災者の他県への集団移住を働きかけるなどしている。一方、同社の携帯基地局は東北地方などの617局が今も使えない。孫社長はツイッターで早期復旧に全力を挙げるとしている。
4月1日告示の大阪府議選に立候補を予定している長田義明府議会議長(自民)が、20日の事務所開きのあいさつで、東日本大震災に関連して「大阪にとって天の恵みというと言葉が悪いが、本当にこの地震が起こってよかった」と発言した。長田氏は朝日新聞の取材に「不謹慎な言い方で、反省している」と話している。 長田氏は、橋下徹知事が目指す大阪湾岸の府咲洲(さきしま)庁舎(旧大阪ワールドトレードセンタービルディング、大阪市住之江区)への府庁舎全面移転に反対。東日本大震災で咲洲庁舎が被害を受けたことを「天の恵み」と発言し、「橋下知事の考えが間違っていたということが示された」と続けた。 長田氏は取材に対し、「大阪の府庁舎移転問題の面でよかったと言ったつもりで、地震が起きてよかったと言ったつもりではなかった」と釈明した。 11日に起きた震災で、55階建ての咲洲庁舎ではエレベーターに人が閉じこめられたり、壁面パ
防衛省統合幕僚監部は20日、福島第1原子力発電所の周辺のがれきなどを撤去するため、陸上自衛隊の74式戦車2両を現地に派遣したと明らかにした。災害現場への戦車投入は初めて。防衛省は「放射線の放出の懸念がある中、陸自の戦車を有効活用できればいい」(幹部)としている。陸自の74式戦車は20日午後、静岡県の陸自駒門駐屯地から出発。21日午前にも福島県広野町の民間施設に到着する予定だ。統幕によると、74
「非常に難しく危険な任務だった。国民の期待をある程度達成でき、充実感でほっとしている」――。東京電力福島第一原発の冷却作戦で、10時間以上の「連続放水」を成功させた東京消防庁の派遣隊員の一部が19日夜、帰京した。佐藤康雄総隊長(58)ら3人が東京都内で記者会見し、心境を語った。 会見したのは、災害救助のスペシャリストである「ハイパーレスキュー」の冨岡豊彦隊長(47)と高山幸夫隊長(54)。 冨岡隊長は「大変だったことは」と問われると、「隊員です」と言って10秒ほど沈黙。涙を浮かべ、声を震わせながら、「隊員は非常に士気が高く、みんな一生懸命やってくれた。残された家族ですね。本当に申し訳ない。この場を借りておわびとお礼を申し上げたい」と言った。 高山隊長は18日、職場から直接現地に向かった。妻に「安心して待っていて」とメールで伝えると、「信じて待っています」と返信があったという。 佐藤
日本時間の午前2時頃、僕のツィッターに@MdMdTmsという人から、以下のような質問がありました。 @TomoMachi この記事にある「反日感情が高まってる」というのは、本当に同情が吹き飛んでる感じなのでしょうか?日本ではオバマさんが大使館で記帳するニュースやってたのに… http://ow.ly/4hfo2 【米“放射能パニック”隠蔽政府にヒラリー激怒「信用できない」】 ↓こういう記事でした。 http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110318/plt1103181529003-n1.htm これに対して僕は、「アメリカで反日感情など高まっていません。在米の皆さん、そうですよね?」とツィートしました。 すると、在米だけでなく、世界中に住む人々から、以下のように答えが返ってきました。 ↓まとめ http://togetter.co
セ・リーグが大規模な節電策を講じることを受け、巨人と東京ドームは19日、当面の節電策を以下のように決めた。 主な節電策は〈1〉グラウンドやスタンドの照明を試合及び観戦に支障のないレベルまで落とす〈2〉ドーム内の冷暖房は当面使用しない〈3〉ドームの外灯を消す〈4〉コンコースや外周通路の照明を観客の安全確保が出来る最小限まで下げる〈5〉場内ショップの照明を最小限とする〈6〉大型スクリーン使用を可能な限り控える――など。 東京ドームでは現在、巨人のナイター開催の際は練習が始まる午後1時ごろから試合終了の午後10時ごろまでの間に約4万キロ・ワット時の電力を使用している。グラウンドやスタンドの照明など、検証が必要なものもあるが、これらの節電策により、約40%減の2万3000〜2万4000キロ・ワット時まで減らせる見通しという。 巨人と東京ドームでは、さらに削減が可能かどうか検討する。
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