筆者はSE3年目のころ、当時の上司から1枚の紙を渡された。一流のプロジェクト・マネージャ(PM)が守るべきルール15カ条が書かれていた。まさに「リーダーの流儀」と呼べるものだった。最初は内容を理解できないものが多かった。しかし失敗を繰り返すうちに、その本質が見えてきた。その結果、三菱東京UFJ銀行の統合プロジェクトでは、600人を抱えるPMに抜擢された。このコラムでは、そんなPM15カ条を一つずつ紹介していきたい。(大森 久永=日立製作所)
![大森久永のリーダーの流儀](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)
【17-E-4】 未来はどこにいても誰にでも平等にある。 未来を創るのは自分自身だ。 ~SIerの中で生きるということ~
マネージャの仕事の中でも重要なものに、部下に適切に仕事を任せる、というものがある。英語では"delegating(権限の委譲)"という。仕事を丸投げしたり、介入しすぎたりしては部下も思い通りの仕事ができないことは容易に想像がつく。U.S.News & WORLD REPORTに「部下に仕事を任せる際の5つの間違い(原題: 5 Ways Managers Fail at Delegating)」という記事が載っているので紹介しよう。 1. 共通の認識を持たない 仕事が成功裏に終了した時のゴールは何かということを事前に部下と確認しなかったため、最後に出てきたものがあなたの期待したものと違っていたということはよく起こる。 2. 進捗管理をしない プロジェクトの最初に話をするだけで、計画通りに仕事が進む……なんてことはない! プロジェクトに関与し続け、チェックすることはマネージャの有効な武器だ。進
先日、アジャイルソフトウェア開発の第一人者として知られる平鍋健児さんのお話をうかがったのですが、そのときにアジャイル開発手法に関する調査レポートの存在を知りました。非常に興味深い結果となっているので紹介したいと思います。 調査はアジャイルソフトウェア開発手法の現状を知るために行われたもので、昨年の6月から7月にかけてVersionOneという米国のソフトウェアベンダが実施、80カ国、2319人から結果が寄せられていますが、その多くはアジャイルソフトウェア開発を実践もしくは指導もしくは検討している人たちです。 興味深いポイントだけを拾ってみましょう。 まず、アジャイル開発手法を率先して取り入れているのは、開発部門のマネージャやプロジェクトマネージャ、CIO/CTOといった管理職の人たちだという結果がでています。日本では現場のエンジニアがボトムアップ的に採用していくケースの方が多いと聞いていま
【1】SW開発ではいつも結合テスト以降で火を噴く。 設計、開発、単体テストまで順調であっても、結合テストから受入テストに至るまでに致命的な問題が発覚する。 例えば、下記のような問題がいつでもどこでも噴出するのではないか。 設計書には、複数の画面遷移による業務フローが考慮されていなかった。 業務のインターフェイスがシステムとして整合性が取れていなかった。 シナリオに従ってテストしたら、設計時には気付かなかった業務フローが見つかったり、想定しなかったデータが作られて、その対応が漏れていた。 つまり、設計漏れ。 実際に結合テスト環境で動かそうとすると、そもそも動かない。 実は、DB環境にViewやプロシージャがもれていた。 あるいは、帳票出力やPDF出力、バッチ処理などに必要なサードパーティのライブラリがテスト環境に無かった。 モジュールをビルドして、Webサーバーを再起動する作業が手順化されて
プロジェクトの失敗とは見積もりが失敗しているのだ、という下記Blogを読んで考えたことをメモ。 #以下はラフなメモ書き。 【元ネタ】 Agileが根付かないもう一つの理由 - masayangの日記(ピスト通勤他 【1】SW開発のプロジェクトは規模が大きくなるほど、失敗する確率も高くなる。 SIerならば、成功の基準は、黒字だ。 そして、IT業界にいる人なら誰でも、「黒字=納期に間に合う=品質が良い」という等価な式が成り立つことを経験的に知っている。 失敗に至るプロジェクトのパターンはいつもワンパターン。 要件定義、設計と進みながらも、システムのスコープや細部を詰め切れず、裏ではRailsやSeasarなどの新技術を取り入れて実装を並行開発する。 そして、殆どの画面を作った後も仕様変更が五月雨式に落ちてきては手直しし、結合テストやシステムテストで初めて稼動させた時に、大きな穴に気付く。 い
タイトルは僕の造語です。 ビジネス・アーキテクツ代表取締役の森田さんが、下記雑誌の対談でこのような発言をされていました。 Web Site Expert #14 作者: WebSite Expert編集部出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2007/09/27メディア: 大型本 クリック: 5回この商品を含むブログ (6件) を見る 「正しく動いていることを担保してくれれば良いので、プロジェクト自体を開発するのは物事を作る仕事につながることです。PMPの資格を持っていますといっても、プロジェクトの開発、つまり案件化はできないですからね。じゃあ、どうやって僕たちはそれをできるようになったのかと言えば、これはまた別の難しい話ですけれどね」 Webディレクションの世界でも僕のようなSIの世界でも、似たようなお悩みがあるんだなと思いました。 つまり、「システムを作る・Webを作るマネジャーとモ
[技術講座] ジョー・マラスコ氏 「 21 世紀のソフトウェア開発管理」セミナー報告 講演概要編 ( 株 ) オージス総研 藤井拓 オブジェクトの広場 9 月号で「新・ソフトウェア開発の神話」[1]という書籍の紹介を行いましたが、その書籍の著者であるジョー・マラスコさんのセミナーを TPS ソフトウェア研究会様主催で 10/1 に名古屋、S-open 様主催で 10/2 に東京で開催しました。本記事では、そのセミナーで行ったマラスコさんの講演の概要と講演後の質疑の内容を 2, 3 回に渡って簡単に紹介したいと思います。 第 1 部 講演の概要 私は、大学で理系の教育を受け、物理学の研究者として道からソフトウェア開発の分野に移り、30 年間以上に渡りソフトウェア開発に関わる仕事を行ってきた。そのソフトウェア開発の仕事の中では、プログラマー、プロジェクトマネージャー、経営者を経験してきた。私が
A simple project estimating tool for web designers and site developers.The Web Development Project Estimator is a simple tool that allows web designers and site developers to quickly and thoroughly estimate the time and materials required for a proposed web project. To use, simply enter the title of the project and your default hourly rate. Then adjust your anticipated hours accordingly to generat
IT・Web関連小生はWebディレクションのようなことを仕事としており、大小様々な案件を複数並列で動かしています。ただ進行管理の手法については試行錯誤しており、なかなかうまく案件を取り扱えていません。(やべ!アレ忘れ... 小生はWebディレクションのようなことを仕事としており、大小様々な案件を複数並列で動かしています。 ただ進行管理の手法については試行錯誤しており、なかなかうまく案件を取り扱えていません。 (やべ!アレ忘れてた/え?そんなこと聞きましたっけ?・・・など) そんな中、BTS(Bug Tracking System)の存在を知りました。 バグ管理システム – Wikipedia 主に開発の現場で使われ、バグ報告から修正、確認、完了までをウェブベースで共有するシステムです。 今回そのシステムの一つredMineを、小生の仕事管理に活用することにしました。 redMine 参考:
Windows、Mac、Linuxのいずれでも動作が可能で、JRE1.5以上がインストールされていれば問題なく利用できるのがこの「OpenProj」。ガントチャート、ネットワークダイアグラム、WBSとRBSチャート、レポートの印刷とPDFによる出力、コスト計算などなど、プロジェクト管理に必要なほとんどの機能が備わっています。 また、Microsoft Projectのファイルを開いたり保存することも可能です。ただのビューワーではなく、実際に編集できるのでかなり便利。メニューなどはほとんど日本語化されており、抵抗なく使うことができます。 ダウンロードとインストール、実際の表示などは以下から。 Home | Serena Open Source and Hosted Project Management Software http://openproj.org/ 今回はWindows用を使うの
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