インターネット経由のビデオ会議やインスタントメッセージングソフトなどは、経路上にファイアウォールやアドレス変換(NAT:Network Address Translation)があっても通信できるようにする「NAT越え」の仕組みが不可欠。カナダのアイボールネットワークスは、こうしたNAT越えの技術をさまざまなベンダーに10年以上提供してきた。 最近では、Webブラウザーだけでリアルタイムコミュニケーションを実現する「WebRTC(Web Real-Time Communication)」でも、同社のNAT越え技術が使われている。来日したクリス・ピシェCEOに、技術の概要と今後の日本市場での展開について聞いた。