「Raspberry Pi」と「Arduino」。どちらも数百万台売れている人気のPC/マイコンボードだが共通点が一つある。「オープンソースなハードウエア」であることだ。それに続けと、いろんな分野でオープンソースなハードウエアが登場している。 ハードウエアの設計図も、OSや開発ツールのソフトウエアもオープンソースにすることで(Raspberry PiのSoC回りは一部非公開)、いわゆるエコシステムが動き出す。周辺機器/ソフトの開発が広がり、エンドユーザーも増える。そんな流れを目指すハードウエアプロジェクトを今回、二つ紹介しよう。並列処理ボードの「Parallella Board」と、組み込み用PCボードの規格「96Boards」だ。どちらも見た目はRaspberry Piとそっくりの名刺サイズボードになっている。 「死屍累々の並列コンピュータ…」