【ワシントン=岡田章裕】米高速道路交通安全局(NHTSA)は26日、トヨタ車の急加速問題を検証するため、23日の下院公聴会で取り上げられた「レクサスES350」を買い取ったと発表した。 このレクサスは、公聴会で証言したロンダ・スミスさん(テネシー州)が使っていた。スミスさんは、2006年にアクセルを踏まないのに時速160キロ・メートルまで加速したと、恐怖の体験を涙ながらに証言している。 スミスさんは、この車を走行距離が3000マイル(約4800キロ)の時点で他の人に売却した。現在の走行距離は約3万マイルに達しているが、米メディアによると売却後、この車は何のトラブルも起こしていないという。