(2014.04.10号) 『薬のチェックは命のチェック』インターネット速報版No168 タミフルの無効と害が証明される --国際研究グループ(コクラン共同計画)の最新の結果で-- 本日10日、国際共同研究グループ(コクラン共同計画のレビューチーム)が、タミフル(オセルタミビル)やリレンザ(ザナミビル)など、インフルエンザの治療や予防に用いられている薬剤(ノイラミニダーゼ阻害剤)の評価結果を公表した。 その558ページにわたる膨大な報告書で、研究チームは、ノイラミニダーゼ阻害剤は、症状を半日程度軽減するものの(喘息の小児ではこの効果もない)、肺炎や入院を防止する効果を持たず、特にタミフルについては、害が、精神症状のほか、頭痛、腎臓病や糖尿病、心臓の律動異常など、様々であり、公衆衛生上重要な病気の治療や予防に用いる価値はないため、各国の医療政策当局、ならびに国際的な健康政策当局に対して、この