「誤差」「大間違い」「ウソ」を見分ける統計学 作者:デイヴィッド・サルツブルグ共立出版Amazon 本書は「統計学を拓いた異才たち」の著者デイヴィッド・サルツブルグによる一冊.「統計学を拓いた異才たち」は統計学史を中心に一般向けに逸話をたくさん交えて楽しく書かれていて,同じような楽しい本だろうと手を出した.ところが実は本書はもともと「科学と社会のための統計的推論」シリーズの一冊として書かれており,ある程度専門知識がある読者が想定されているようで,統計的論理になじみのない読者にはやや取っつきにくい本になっている.内容的には,統計学全般ではなくいくつかのテーマに絞って書かれている.原題は「Errors, Blunders, and Lies: How to Tell the Difference」 序文では自分は50年以上も統計学の裏庭の泥や汚泥を掘り返すことに喜びを感じてきたと振り返り,その
![書評 「「誤差」「大間違い」「ウソ」を見分ける統計学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d689716838e7079351bc4a690b19a9f6d8681560/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fm.media-amazon.com%2Fimages%2FI%2F415yN0SworS._SL500_.jpg)