タグ

ブックマーク / business.nikkeibp.co.jp (67)

  • “女”じゃ、ナゼいけないのですか?:日経ビジネスオンライン

    「そろそろいいでしょ? 海外勤務もしたし、結婚もしたし・・・」 彼女たちの証言によると、彼女たち以外にも同年代の女性たちが同じ“被害”にあったそうだ。「そんなに辞めてほしけりゃ、辞めてやる」と退職の条件をつり上げ、辞めていった同僚もいたという。 彼女たちの名誉のためにも断っておくが、今回の出来事は、彼女たちがもともと肩たたきされても仕方ない人たちで、たまたま“女性”だった、というわけでは決してない。 いずれの女性も私がこれまで一緒に仕事をしたり、取材をしたことがある人物で、男性だからとか、女性だからとか、全く感じさせない仕事ぶりだった。当然ながら、私は彼女たちの上司ではないし、彼女たちと同じ職場で働いているわけではないから「100%違う」とまでは断言できない。だが少なくとも彼女たちの働きぶりを見る限り、たまたま“女性”とは考えにくい。 商社に勤めていたB子は、女性初の海外勤務を命じられたと

    “女”じゃ、ナゼいけないのですか?:日経ビジネスオンライン
    ma-asa
    ma-asa 2010/02/04
  • 先進国ではなぜ、少子化するのか:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン (前回から読む) 既に述べたように、英国でも他の国でも産業革命後まず死亡率が低下し、その後100年~数十年たって今度は出生率が下がり始める。現在、大方の先進諸国では、出生率は人口維持水準以下の2.0未満である。死亡率がなぜ下がったのかは既に説明したが、ではなぜ出生率が遅れて大きく下がったのだろうか? 「戦国時代は寒冷化による料争奪サバイバル戦争だった」で紹介したトッドは、女性識字率50%超が出生率低下の分水嶺としているが、具体的理由については様々な理論が言われている。幼児死亡率が下がったので、親が老後の保険としての子供を多く必要としなくなったことや、都市化による生活環境や家族観の変化など、どれもそれなりに説得力があるが、特にここ半世紀ほどの

    先進国ではなぜ、少子化するのか:日経ビジネスオンライン
    ma-asa
    ma-asa 2009/10/29
    農耕民族と狩猟民族の生活レベルの意外な差
  • 「仕事は、お互いに利用し合うのがいいよね」:日経ビジネスオンライン

    アニメーションの現場は、1作品当たりのべ100人あまりの人間が携わる集団作業の場だ。絵を描く者、脚、演出、進行、さまざまな職種に分かれた、仕事上の都合がぶつかり合うメンバーを取りまとめ、ひとつの作品を作る、それだけでも過酷なのに、作品には常に新しさ、時代性、採算性が求められる。そして移り気なファンたちは容赦なく叫ぶ。「次!」と。 そこで生き残ってきた、64歳の「現場監督」が、高橋良輔氏だ。 高橋氏は、「千と千尋の神隠し」のスタジオジブリを率いる宮崎駿氏、「機動戦士ガンダム」を世に送り出した富野由悠季氏、あるいは「イノセンス」の押井守氏といった、きら星のごとき知名度はない。氏自らが認める。「僕は“天才”ではまったくありません」と。しかし、高橋監督の代表作「装甲騎兵ボトムズ」は、放映から24年を経てこの夏さらに続編が制作され、プラモデルが出れば一度に何万個も売れる。 そして高橋氏は今も現場に

    「仕事は、お互いに利用し合うのがいいよね」:日経ビジネスオンライン
  • 次期政権こそ高校を義務教育化せよ:日経ビジネスオンライン

    8月30日、総選挙が終わった。 勝利した民主党は、いよいよ内閣作りに着手する。新首相が9月20日にニューヨークで開催される国連総会に出席することを念頭に置くと、少なくとも9月15日までには組閣、そして臨時国会を召集しておかねばならない。 民主党は、連立内閣を作ることを考えた方がいい。 理由の1つは、国会運営を安定させる「数」を確保するため。もう1つは、民主党内の合意形成が難しい分野があるためだ。党内での議論が激しく、互いに意見をつぶしあうために挙党一致の理念と方針が作れず、第三者にゆだねた方がいい大臣ポストがある。 党の結束ができない3分野 民主党の国会議員、または連立内閣での国会議員では方針の一化ができない大臣ポストとは、「文部科学大臣」「行政改革大臣」「総務大臣」「防衛大臣」である。 民主党の鳩山由紀夫代表は、8月17日午後の6党党首討論で、同党が政権を獲得した場合、財務相、外相、官

    次期政権こそ高校を義務教育化せよ:日経ビジネスオンライン
  • 02 経済学っぽく社会を考える、勉強本リストはこれだ!:日経ビジネスオンライン

    「自分の頭で考えろ」とはよく聞く言葉です。そして不況の中、格差は、教育は、年金は、と、さまざまな問題があふれています。選挙を前に、自分の頭で考えてみたい。しかし、まず何をどう考えたらいいのか。専門家の意見を参照して、と思っても、その専門家を信じていい理由がどこにあるのか。、かえって、人柄とか、話し方とか、属人的なものや、言葉の美しさなどの感情で、うっかり一票を投じたりしかねません。 そんな中、前回お話ししたように、『経済成長って何で必要なんだろう?』(光文社)を読み、さまざまな知を生活にもっと身近に展開していこう、という目的意識と、「経済」の視点で社会問題に座標軸を与えようという発想に刺激され、編集した芹沢一也さんと荻上チキさん(現状、このおふたりのユニットが「シノドス」)、そして「経済」ツールの使い手、飯田泰之(駒澤大学准教授)さんにお話を伺いに行きました。 そこでお三方に、いま「経済」

    02 経済学っぽく社会を考える、勉強本リストはこれだ!:日経ビジネスオンライン
  • 「みんな勝ち」の未来へ急発進! 時速370kmの電気自動車:日経ビジネスオンライン

    フェル コラムニスト 堅気のリーマン稼業の傍ら、細々と物書きの真似事をしております。最近は講演やらテレビ・ラジオへの出演も増えてきました。いったい業は何なのか自分でもよく分からなくなっています。 この著者の記事を見る

    「みんな勝ち」の未来へ急発進! 時速370kmの電気自動車:日経ビジネスオンライン
    ma-asa
    ma-asa 2009/08/20
    八輪車なんてサンダーバードか小松崎茂か
  • 合理的に考えれば「投票はしない」:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン ホモ・サピエンスが生まれたのは二十数万年前です。これに対して、民主主義が登場したのは、古代ギリシャ時代だとしても2500年余り前に過ぎず、フランスの思想家シャルル・ド・モンテスキューの『法の精神』に起源を求めるのであれば300年もたっていないことになります。 つまり、民主主義制度に対処できる遺伝子なんてものは、私たちの身体には組み込まれていないのです。 でも、近代社会では民主主義という制度が作られて、国民は選挙への参加を迫られることになりました。この時、ヒトの遺伝子はどんな行動を取ろうとするものでしょうか――。 正解は、「何もしない」です。行動を起こせば、時間は取られるし、カロリーも消費します。この世の中、何もせずに問題が解決するのであれば、

    合理的に考えれば「投票はしない」:日経ビジネスオンライン
    ma-asa
    ma-asa 2009/06/08
    民主主義が腐る理由がよくわかる。しゃくだけど。
  • 両誌が犯した最大の失敗とは~『サンデーとマガジン』 大野 茂著(評者:近藤 正高):日経ビジネスオンライン

    この5月の連休中、NHK総合テレビで放映された、日初の少年週刊誌「週刊少年サンデー」(小学館)と「週刊少年マガジン」(講談社)両誌の創刊から10数年間の対決を追った番組(5/5放映の『ザ・ライバル「少年サンデー・少年マガジン物語」』)を見たという読者も多いのではないだろうか。 ドキュメンタリーと再現ドラマをとりまぜた同番組のうち、ドラマのパートは、伊藤淳史演じるどこか泥臭いマガジンの新人編集者が、成宮寛貴演じるスマートなサンデー編集者に追いつけ追い越せとばかりに成長していくという、ちょっとしたビルドゥングスロマンにもなっていた。 この二人の関係が、創刊以来しのぎを削ってきたサンデーとマガジンの立場をそのまま反映していることはいうまでもない。ドキュメンタリー部分も含め、全体として、先にリードしたサンデーに対するマガジンの逆転劇という趣向で進行していった。 書は、この番組での取材を出発点に

    両誌が犯した最大の失敗とは~『サンデーとマガジン』 大野 茂著(評者:近藤 正高):日経ビジネスオンライン
    ma-asa
    ma-asa 2009/05/20
    途中で、ウルトラQのお蔵入りをマガジンが救った(!!)話が出てくる。
  • 「死んだように静か」な売り場はビジネスモデルが作る:日経ビジネスオンライン

    未曾有の不況といわれる中、多くの流通業やサービス業が苦境に陥っている。 報道されるのは、大手スーパーの熾烈な値下げ合戦や、低価格ファストフードチェーンの出店増ばかり。しかし、重要なのは価格だけなのだろうか。お客のサイフの紐をゆるめられないのは、消費が冷え込んでいるからなのだろうか。 「決してそうではない!」というふたりの著者がいる。ひとりは『新宿駅最後の小さなお店ベルク』を書いた井野朋也さん。井野さんは、新宿駅徒歩15秒、わずか15坪の店舗で駅ビル一の坪効率を誇る飲店「ベルク」の店長。和田さんは「元祖ロングテール」とも言うべき、過剰な品揃えで強烈な存在感を誇った東急ハンズでの経験を語った『東急ハンズの秘密』を出版したばかり。 ふたりは、ともに現場の経験から、「いまの小売業・サービス業は消費者の根的な欲求に応えられていない」と言い切る。ふたりの対談から、大不況下でも元気な「売れる店」の秘

    「死んだように静か」な売り場はビジネスモデルが作る:日経ビジネスオンライン
  • 苦節11年、若きロボット研究者の夢が実現:日経ビジネスオンライン

    池田 信太朗 日経ビジネスオンライン編集長 2000年に日経BP入社。2006年から『日経ビジネス』記者として、主に流通業界の取材に当たる。2012年『日経ビジネスDigital』のサービスを立ち上げて初代編集長、2012年9月から香港支局特派員、2015年1月から現職 この著者の記事を見る

    苦節11年、若きロボット研究者の夢が実現:日経ビジネスオンライン
  • ずさんな農地行政が農業の自壊を招く:日経ビジネスオンライン

    耕作放棄や違法転用によって、消えていく農地。機を見て農地を売り抜こうとする「偽装農家」。それを見て見ぬふりをする農業委員会と農林水産省――。明治学院大学経済学部教授、農業経済学者の神門善久氏は、これらの問題を早くから指摘してきた。今回から2回にわたり、著者の吉田鈴香が神門善久教授に話を聞く。 神門 農業はよくも悪くも注目されていますが、注目されたことが、むしろ悪い方に作用していると、僕は非常に憂いています。 今農業についてあれこれ言っている人は、当の農業はどうでもよくて、農業のことでイメージを膨らますことを楽しんでいる。この数年で、いいかげんな農政提言が出るたびに、農業は間違いなく悪くなっています。農政論議が華やかですが、簡単に政策提言が書けることに大きなワナがあるのです。 吉田 どんなワナでしょうか。 神門 農政提言のワナは、大きく3つあります。 第1は、「規制にしがみついているJA(

    ずさんな農地行政が農業の自壊を招く:日経ビジネスオンライン
  • 見えてきた!「第三の脳」の判断力:日経ビジネスオンライン

    鏡で見る自分の顔。見なれた友人や同僚の顔。私たちが毎日見ているのは顔だが、正確に言えば顔を覆う“皮膚”だ。 皮膚は、あまりに当然の存在すぎて、改めてああだこうだと考える機会は少ない。顔色の悪さや肌のトラブルといった健康や美容の問題として扱ってしまい、そこに日々生きる上で欠かせない精妙な働きが行われているなど、想像もしない。 だが、「皮膚は第三の脳である」と提唱している人がいる。資生堂新成長領域研究開発センターの傳田光洋さんだ。身体を包む役割に過ぎないという皮膚の常識を覆す宣言だ。成人だと一畳ほどの面積、重さ3キログラム。そんな皮膚の持つ思いもよらぬ働きについて尋ねた。 --最近では、男性向けのスキンケア製品も店頭に並んでいます。またアトピー性皮膚炎などのアレルギーや化学物質過敏症を患う人も増加傾向にあります。これらを踏まえると、もっぱら美容や健康の観点から関心は高まっていると思われます。し

    見えてきた!「第三の脳」の判断力:日経ビジネスオンライン
    ma-asa
    ma-asa 2009/02/19
    そういや別に脳なんか持ってない生物もいろいろいる
  • 「日本の未来が見える村」長野県下條村、出生率「2.04」の必然:日経ビジネスオンライン

    霞が関を頂点とした中央集権的な行政システムが日の国力を奪っている。霞が関は省益確保に奔走、特殊法人は天下りの巣窟となっている。効果に乏しい政策を検証もなく続けたことで行政は肥大化、国と地方の二重、三重行政と相まって膨大な行政コストを生み出している。 さらに、補助金や法令を通じた霞が関の過度の関与によって、地方自治体は「考える力」と自主性を失った。1990年代の景気対策で積み上げた公共投資の結果、末端の市町村は多額の借金にまみれ、住民が望む行政サービスを手がけることもままならない。国と地方の借金総額は約1000兆円。これが、今の行政システムの限界を如実に示している。 増え続ける社会保障コストを賄うため、増税論議が俎上に上がる。年金や医療の信頼を取り戻すためには国民負担が必要だ。それは、国民も分かっている。だが、既存の行政システムには膨大な無駄が眠っている。それを看過したまま増税に応じるのは

    「日本の未来が見える村」長野県下條村、出生率「2.04」の必然:日経ビジネスオンライン
  • 今の資本主義はもう、やめてくれ:日経ビジネスオンライン

    2009年3月期決算での最終赤字を発表したトヨタ自動車を皮切りに、ソニー、パナソニック、シャープ、東芝など日を代表する企業が最終赤字や営業赤字に転落しようとしている。実体経済に痛撃を与えた金融危機。これまで繁栄を謳歌したグローバル資主義経済の1つの転換点と言って過言ではない。 私たちの想像を超える深度で進む危機。一定の周期で訪れるバブルが破裂しただけなのか、それとも既存の社会・経済システムが激変する地殻変動の兆候なのか――。その解を探るには、全く異なるレンズを通して今を眺めることも重要なのではないか。数千年のスパンで文明の盛衰を見つめる環境考古学者に聞いた。(聞き手は、日経ビジネス オンライン記者 篠原匡) ―― 数千年のスパンで人間社会を見つめている考古学者が今の金融危機をどう見ているのか。今日はそれを聞きたいと思ってきました。題に入る前に、安田教授が唱える「環境考古学」とはどのよ

    今の資本主義はもう、やめてくれ:日経ビジネスオンライン
    ma-asa
    ma-asa 2009/02/04
    あと宗教。森林と砂漠=多神教と一神教。スケール大きい話。
  • 変化する農村コミュニティー(1):日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 日の国土の約7割を占める中山間農業地域(注)が、行政サービスのコストを引き上げている。中山間農業地域は環境と国土などの面から重要な機能を果たしているが、税収の自然減、少子高齢化を考えると、この地域のために行政の予算を今後も大量につぎ込むことはほとんど不可能だ。 ところが、中山間農業地域の活性化は、地方自治体ではなく農林水産省の役割と決められている。農水省は、効率的運営を目指す地方自治体の努力に水を差してはいないだろうか。 (注)農水省の用語で、平野の外縁部から山間部を指す。 前々回の記事「農水省改革チームの提言は国家を動かすか?」で、農水省が改革チームを発足させ、実施に乗り出したと書いた。石破茂農水大臣はまさか稿によって勇気づけられたわけ

    変化する農村コミュニティー(1):日経ビジネスオンライン
  • インドの子供にノートパソコンを:日経ビジネスオンライン

    発展途上国の子供すべてにノートパソコンを提供するという意欲的な運動を展開する「OLPC(One Laptop Per Child)」という非営利組織がある。OLPCはハイテク業界のビジョナリー(ビジョンを持ったカリスマ的指導者)、米マサチューセッツ工科大学(MIT)のニコラス・ネグロポンテ教授が提唱した構想だ。 支援対象である5~12歳の人口が1億1000万人を占めるインドは、OLPCにとってぜひともこの運動を推進したい地域である。 OLPCインド支部を指揮するサティシュ・ジャー委員長にとって、子供と関わるこうした運動には馴染みがあった。1980年代にのアミタがインドのポリオ撲滅運動に参加、この活動でポリオに苦しむ子供の数は、わずか数年で60万人以上から約10万人に減少したからだ。

    インドの子供にノートパソコンを:日経ビジネスオンライン
  • 「アメリカの終わり」は、終わるのか:日経ビジネスオンライン

    「敵対国の指導者とも、無条件で話し合いをする」 1月20日(現地時間)に新たに就任したバラク・オバマ米大統領は、就任前の外交方針の説明でこう述べ、ブッシュ前政権時代に一時、勢力を持ったネオコン(ネオコンサーバティズム、新保守主義)的ユニテラリズム(一国主義)に拠った外交とは、一線を画す考えを表明した。 1992年に『歴史の終わり』(三笠書房)を上梓し、世界中の耳目を集めた日系米国人の学者フランシス・フクヤマ氏は、2006年に『アメリカの終わり』(講談社)を発表することで、公式にネオコンとの訣別を宣言した。 そのフクヤマ氏に、米国が現在直面する問題と、新政権への期待について聞いた。 フランシス・フクヤマ氏 (Francis Fukuyama) 米ジョンズ・ホプキンズ大学高等国際問題研究大学院(SAIS)教授。1952年10月27日、米シカゴ生まれ。米コーネル大学で古典を専攻し、米ハーバード大

    「アメリカの終わり」は、終わるのか:日経ビジネスオンライン
    ma-asa
    ma-asa 2009/01/21
    「有権者が政党に失敗の責任を問わなければ民主主義は機能しない」や、アメリカさんの話ですが。
  • 初回客を馴染み客に? できますとも!『新宿駅最後の小さなお店ベルク』 ~人も店も「長期熟成」で育てる:日経ビジネスオンライン

    勝間和代より使えて、面白い。そのへんのビジネス書より、ずっと血肉がある」 一見、フツーの飲店の波瀾万丈記のような雰囲気の書だが、一部のカリスマ書評ブロガーや書店の売り場担当者などからそんな絶賛の声も飛び出している。曰く、2008年最高の“ビジネス書”ともいえる、と。 今回、初めてビア&カフェ「ベルク」を訪ねてみた。JR新宿駅東口改札を出てすぐ左、徒歩15秒(50歩ぐらいかな?)。通路の奥まったところに、あった。セルフサービスのため、レジ前には行列。だが、スタッフの手際がとてもいい。待たされても、不思議とイライラしない。 隣席のおばちゃん2人組は、レバー・ハーブ・パテをのせたパンをべ、黒ビールを飲む。 店を見渡すとテービル席が空いているのに、なぜか壁ぎわに立つ客も多い。仕事帰りに1人で来たOLさんは、立ったままフルボディの赤ワインをがぶ飲みしている。大学生はホット・ドックとコーヒ

    初回客を馴染み客に? できますとも!『新宿駅最後の小さなお店ベルク』 ~人も店も「長期熟成」で育てる:日経ビジネスオンライン
  • ゲームで笑うアイスランド:NBonline(日経ビジネス オンライン)

    銀行システムのかつてない危機、レイキャビク市内の激しいデモ、迫り来る大不況、インフレの深刻化と激震の続くアイスランドでは、笑いのタネなど見当たりそうにはない。 だが、さすがはブラックユーモアのセンスを自任するアイスランド人。この危機を逆手に取って「危機ゲーム」*1なる卓上ゲームを開発するあたりはまさにその真骨頂と言えそうだ。同国の経済を壊滅させた今回の金融危機を、ゲームにして笑い飛ばそうという趣向だ。 このゲームを製作したゴゴギックのヨナス・アントンソンCEO(最高経営責任者)によれば、アイスランド人は逆境に置かれると底力を発揮するのだそうだ。「我々が現状を乗り切れるとすれば、ユーモアがその原動力になるだろう」。 危機ゲームを開発したのはほかでもない、今回の不況でクビになったあるアイスランド人で、「時を無為に過ごすことなく」アントンソン氏にアイデアを持ち込んだという。 ゲーム自体はよくある

  • 自分好みの1杯を見つけるコーヒー探しのための6冊:NBonline(日経ビジネス オンライン)

    text by 楠 正暢(くすのき まさのぶ) UCCコーヒー博物館 館長 1954年兵庫県生まれ。姫路工業大学(現兵庫県立大学)卒業後、UCC上島珈琲に入社。営業部、マーケティング部などを経験。2006年に兵庫県神戸市にある「UCCコーヒー博物館」館長に就任。日コーヒー文化学会常任理事。 「眠気覚ましに」「気分転換に」「リラックスしたい時に」「企画を考える時に」「読書中に」…。コーヒーを飲むシーンは人それぞれだが、コーヒーを毎日必ず飲んでいるという人はかなりいる。最近では、カフェでコーヒーを買ってから出社するビジネスパーソンもよく見かける。仕事机の横にマグカップを常に置いている人も少なくない。 けれども、コーヒーの種類やおいしい飲み方、さらには歴史文化を知っている人はそう多くない。それはもったいない。 日コーヒーの輸入量は、米国、ドイツに次いで世界3位。日は、世界中のあらゆ