◇国立国会図書館 ◇来年度新館完成 収蔵能力拡張電子化も着々 2002年秋に開業した国立国会図書館関西館(精華町精華台)で、図書資料の収蔵数を増やすため、新しい建物を造る工事が進んでいる。これまでは600万冊の収蔵能力だったが、工事が完了する19年度には1100万冊まで増える。開館から15年余りが経過した関西館の現状を報告する。(橋間督) 学研都市の中心を走る幹線府道に面し、全面ガラス張りで地上4階建ての威容を見せる関西館。そのすぐ裏側で、蔵書保管の書庫棟とする新館(地上7階、地下1階)の工事が進んでいる。来館者が館内を巡る閲覧棟とは役割が違うため、分厚いコンクリートで囲まれた頑丈さが自慢の建物になる予定だ。 関西館は、東京・永田町の東京本館が手狭になったことから建設された。東京での大災害に備え、貴重な資料を守るリスク分散の狙いもあった。 国会図書館は原則18歳以上の利用に限られ、図書の館
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