寝台列車「ななつ星」最後尾の展望車のイメージ=JR九州提供ななつ星の路線図 JR九州は28日、九州の観光地を泊まりがけでまわる豪華寝台列車「ななつ星(ぼし)」を来年10月から走らせる、と発表した。博多駅を起点に1泊2日と3泊4日の2コースがあり、1人あたり15万〜55万円。鉄道ファンや国内やアジアの富裕層をおもにねらう。今年10月から切符を売り出す。 観光にしぼった寝台列車は国内で初めて。豪華な個室や食堂車がある「カシオペア」(上野―札幌)や「トワイライトエクスプレス」(大阪―札幌)と比べて、1泊あたりの価格は数倍になる。 機関車と7両ある客車は約30億円かけて製造。車両のデザインは九州新幹線「つばめ」を担当した工業デザイナーの水戸岡鋭治さんが手がけた。和洋折衷をコンセプトに外観の赤色は「古代漆」を表現した。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し