電車におけるマナーを訴えかけるCMが日本では放送されています。その中には、他の乗客の迷惑となる行為が批判されていますが、その中には、車内で化粧をしている女性への批判があります。 しかし、なぜ車内で化粧してはいけないのでしょうか。それは化粧だけではありません。なぜ、車内では大声で話してはいけないのか。 その答えの先には、日本における、公共空間に対する捉え方が関係しているように思われます。 電車での「マナー」違反の例 女性が化粧を公の場で行うと、「節操がない」「みっともない」というモラルを掲げて批判されます。 他にも、リュックを背中に担いだまま電車に乗ったりすること(写真、右)を批判して、駅や電車内のマナー向上が訴えられています。 (参照:東急電鉄HP © Copyright TOKYU CORPORATION All Rights Reserved.) こうした批判からは、車内の「マナー違反
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