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「ブロックチェーンのトリレンマ」とは、2017年にイーサリアムの創設者ヴィタリック・ブテリン氏が提唱したもので、性能(scalability)、安全性(security)、分権性(decentralization)の3つにはトレードオフがあり、同時には2つまでしか成立しないことを表すものだ。ただし、あくまでも経験則であり、これまで数理的に表現されたことはなかった。 京都大学の研究グループは「ブロックチェーンのトリレンマ」を表現する数式を発見したと4日、発表した。具体的には、ビットコインなど、プルーフ・オブ・ワーク(Proof of Work:PoW)型のブロックチェーンにおいて、安全性を下げるフォークという現象が起きる確率の逆数を「安全性の指標」とした場合に、その項と、性能を表す項、分権性を含む項、それら3項の積が一定である、つまり3項がトレードオフであるという数式を得たという。 なお、研
社内規程・ルール・問い合わせ先、コーディング時の技術スタック、顧客や取引先とのコミュニケーション履歴などを効率的に把握することが可能に。生成AIを活用した業務効率化ツールにより、年間70~80万時間の削減を目指す LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー)は、生成AIを活用した社内向け独自業務効率化ツール「SeekAI」(シークエーアイ)を、全従業員に本格導入しました。「SeekAI」は、膨大な文書データベースから検索要件に最適化された情報を取得し、回答を生成する自然言語処理技術であるRAG(Retrieval Augment Generation)を活用しています。 独自業務効率化ツール「SeekAI」 「SeekAI」は、社内ワークスペースツールや社内データを参照元とし、従業員が入力した質問に対する回答を端的に表示するツールです。テスト導入段階では、技術関連の社内ナレッジ共有・共同
こんにちは!ファインディ CTOの佐藤(@ma3tk)です。 表題の通り、約1年半ほどの期間をかけて「エンジニア組織を強くする 開発生産性の教科書 ~事例から学ぶ、生産性向上への取り組み方~」(以降、開発生産性の教科書)という本を執筆しました。 本日(2024年7月11日)発売となりましたので、改めて「開発生産性」に対する思いをお伝えしたり、本の内容の一部をご紹介したいと思います。 「開発生産性の教科書」のご紹介 エンジニア組織を強くする 開発生産性の教科書 本の概要は次のとおりです。 項目 詳細 タイトル エンジニア組織を強くする 開発生産性の教科書 ~事例から学ぶ、生産性向上への取り組み方~ 著者 佐藤 将高、Findy Inc. 発行 技術評論社 定価 2,860円(税込) 発売日 2024年7月11日 ISBN 978-4297142490 購入 Amazon / 楽天ブックス 全
執筆にあたって著者の佐藤氏は、3種の生成AI「ChatGPT-4」「Claude」「GitHub Copilot」を活用した。技術者だけでなく、エンジニアリングに興味のあるビジネスサイドやテック企業の経営者などさまざまな人にとって読みやすく構成されている。 労働人口の減少や企業のDX加速によりIT人材不足が深刻化する中、エンジニア組織の内製化や人材定着も課題となっている。この需要ギャップを解消するには、労働生産性の向上が不可欠。しかし人口減少が加速する現代社会において、生産性の向上が喫緊の課題といえる。 また、フルリモート勤務者やフリーランスエンジニアの増加などエンジニアの働き方の多様化に伴い、転職意向にも変化が見られている。3月に発表した同社実施の調査(調査期間:1月25日~1月31日/分析対象回答数:771)によると、転職の決め手としてリモートやフレックスなどの働き方に次いで約7割のエ
こんにちは、暖かくなったと思ったら涼しくなったりと、なかなか洋服選びが難しい季節ですが皆さん体調お変わりないでしょうか。安部です。 今回は、ChatGPTで少し前に一般公開された「メモリ(Memory)」機能をご紹介し、活用のためのTipsを共有できればと思います。 機能の利用自体は何も意識せず簡単にできますが、意識的に活用しないと本領発揮してくれない機能だなという印象です。 まずは、どのような機能なのか簡単に見ていきましょう。 メモリ機能の概要 メモリ機能が使えると何がうれしいのか メモリ機能の有効化 実際に使ってみる 活用Tips ショートカットコマンドの作成 手順自動化 前提知識の補完 メモリの削除 プライバシー/セキュリティについて まとめ メモリ機能の概要 「メモリ(Memory)」機能とは、文字通りChatGPTがこれまでやりとりした情報を記憶し、以降の応答時にそれらを踏まえた
こんにちは、ファインディのEND(@aiandrox)です! 2024年4月30日より、ファインディは新オフィスに移転しました。 findy.co.jp 新オフィスのここがすごい! 大崎駅から直結徒歩5分!雨に濡れずに出社できる! 前オフィスの2.3倍の広さ! オフラインイベントが開催できるイベントスペースが増えました! この記事では、そんな新オフィスについて、エンジニア目線で紹介します(2024年5月時点)。 執務室について ソファ席・ハイテーブル パントリー イベントスペースについて 社内イベントの様子 オフラインイベントの様子 おわりに 執務室について 執務室は前オフィスと同じようにシンプルな作りです。1フロアで、大体徒歩5分あれば1周できるくらいの広さです。 最大500席入る広さですが、現在は出社メンバーが200人程度なので空席が多いです。毎月ガンガン新しい方にジョインしていただい
こんにちは。 今年の4月よりFindy Toolsの開発をしている林です! この記事は自慢の作業環境を大公開シリーズの第4弾になります。 今回は3名のエンジニアの作業環境を紹介します! 作業環境を大公開 林 私はオフィスへの出社と在宅のハイブリッドで勤務しており、自宅にも快適な作業環境を備えています。 デスク周りの全体像はこのようになっており、シンプルで機能性を重視した構成にしています。 ポイントは昇降デスクと34インチのウルトラワイドモニターです。 昇降デスクはFlexiSpotのEF1を使っています。1日中座っていると体が凝るのと、疲れた時に気分転換で立ち作業をできて必要不可欠なものになっています。 ディスプレイはLGの34WN780-Bを使っています。横に広いことでコードやウィンドウを3つくらい並べることが出来て作業が捗ります。また、ディスプレイアームが付属しており角度や位置を調整し
こんにちは、ファインディ株式会社で機械学習エンジニアをしていますsasanoshouta(@Edyyyyon)です。この記事は、ファインディでインシデントが発生した際に行なっているポストモーテムの運用とその様子について、先日発生したインシデントを元に紹介をする記事となっています。 今回発生したインシデントについて まず、今回発生したインシデントについて軽く紹介をさせていただきます。一言で表現すると、サービスの機能の1つを一時的に停止させてしまいました。 ポストモーテムの様子 弊社ではインシデントが発生した際にポストモーテムを実施して再発防止に努めております。 ポストモーテムとは? そもそもポストモーテムとはなんだ?と言う方もおられるかもしれませんので、簡単にご紹介いたします。 ポストモーテムは、インシデントとそのインパクト、その緩和や解消のために行われたアクション、根本原因(群)、インシデ
公開日 2024/05/27更新日 2024/05/27注目のITサービスを支えるアーキテクチャ特集 技術選定のポイントと今後の展望 現代のITサービスは、ユーザーに高品質で安定した体験を提供するために、より効率的で柔軟な技術選定が不可欠です。 本特集では、注目企業のシステムアーキテクチャ設計に携わるエンジニアの方々より、それぞれの技術選定における工夫と、未来を見据えた展望についてご寄稿いただいています。 各企業がどのように課題を乗り越え、開発生産性や品質を向上させるためにどのようなアプローチを採用しているのか ー この記事を通じて、実際の現場で活用される最先端の技術や戦略を学び、皆さんのプロジェクトに役立つ洞察を得ていただければ幸いです。 ※ご紹介はサービス名のアルファベット順となっております airCloset - 株式会社エアークローゼット エアークローゼットは日本初・国内最大級、女
こんにちは。 FindyのFreelance開発チームの久木田です。 今回は 自慢の作業環境を大公開 のPart3になります。 前回までの記事はこちら ↓ 👉 自慢の作業環境を大公開シリーズ Part3は関西特集ということで、大阪と京都からフルリモートでJOINしているエンジニアたちの作業環境を公開します! 作業環境を大公開 久木田 まずは大阪から JOIN している久木田の作業環境から紹介していきます。 作業環境の全体像はこんな感じになっています。 ディスプレイ3台PC2台おいても広々スペース 会社支給の MacBook Pro 14インチ をノート用スタンドに載せて使っています。 ディスプレイはノートPCのディスプレイを含めて4枚使っていて、左からブラウジング用・コーディング用・Slack用・Datadog等の監視ツールのダッシュボード閲覧用として使っています。 このデスクですが、工
画像生成AI関連の著名な開発者、lllyasviel(イリヤスフィール)氏が5月7日、生成AI画像の照明を自在に操作できるツール「IC-Light(Imposing Consistent Light)」を公開した。 2種類のモデルを公開 IC-Lightは画像の照明を操作するプロジェクト。前景画像(人物やオブジェクトなど)を入力し、プロンプトにテキストや背景画像を指定するだけで、まるで別の環境で撮影したかのような画像を得ることができるという。 現在、「テキスト条件付きリライティングモデル(text-conditioned relighting model)」と「背景条件付きモデル(background-conditioned model)」の2種類がGitHubで公開されており自由に試すことができる。 なお、作者のlllyasviel氏は「Stable Diffusion」のWebUIであ
Findy Team+でフロントエンドエンジニアをしている 川村(@peijun333)です。 Findy では、フロントエンドのコード品質と安定性を確保するために Jest などのテストフレームワークを積極的に活用しています。通常、Jest は CLI から実行してテスト結果をコンソールで確認しますが、コマンドを用意する手間や、テスト経過のデバッグのために都度 console.log などでその内容を確認しなければならずとても不便です。 そこで、今回はテストの自動化とリアルタイムなフィードバックを提供する JavaScript の統合テストツールである Wallaby.js を紹介します。Wallaby.js を導入することで、開発効率の向上が期待できます。 Wallaby.js とは? 前提条件 VS Code でテストの修正 Wallaby.js はリファクタリングに強い スナップシ
公開日 2024/03/11更新日 2024/03/12大規模データを扱う現場でどんな変化が? Snowflake導入5社のデータ基盤アーキテクチャと設計意図 スケーラビリティやデータ活用までのリードタイム、価格面での懸念に応える製品として注目を集めるSnowflake。特に大規模なデータを取り扱う現場では、Snowflake導入によってどんな変化があるのでしょうか。 本記事では、前回の第一弾でご紹介したChatworkさん、delyさん、GENDAさん、スターフェスティバルさんに引き続き、第二弾として大規模データを取り扱う5社に、データ基盤の設計思想やデータチームの方針にも触れながら、Snowflake導入の背景や効果を伺いました。 ■目次 ・株式会社Algoage ・株式会社GROWTH VERSE ・株式会社マイナビ ・ノバセル株式会社 ・株式会社セゾン情報システムズ 株式会社Alg
FindyでEMをしている栁沢(@nipe0324a)です。 今回は、FindyのとあるRailsのCIのテスト実行時間を10分から5分に高速化した話をご紹介します。 「CIのテスト実行時間が遅い...」 「CIの実行時間を短くしたい!!」 と感じている方はぜひご覧くださいませ。 Findyでは2024年2月現在、1人あたり1日4プルリクを平均で作っています。静的解析や自動テストなどを即時に行うCI環境がないとスピード感のある開発ができなくなるため、CIを高速で回しタスクを完了させる必要があります。機能も増え、テストケースも拡充したことでCIの高速化が求められるようになりました。 また、個人的には、CIは遅くても10分、理想は5分以内で終わるのを1つの目安にしています。これぐらいのスピード感でCIが完了すると、「プルリク作ってレビュー依頼する」、「レビューコメントもらって対応する」といった
こんにちは、 ast-grepの作者Herringtonです。 正規表現でコードを検索したことがある方なら、複数行のマッチングや入れ子構造の処理、コメントの無視などに苦労したことがあるかもしれません。 そこで、ast-grep VSCodeという新しい拡張を紹介します。これは、構造的検索と置換(SSR)という技術を利用して、より正確で効率的な検索と置換を実現するツールです。 構造検索は? テキスト検索と置換の限界 例えば、JavaScriptコードをリファクタリングして、lodash の _.filter 関数をネイティブの Array.prototype.filter メソッド に置き換えたいとします。単純なテキスト検索と置換は次のようになります: これは一部のケースではうまくいくかもしれませんが、いくつかの問題があります。 一行の式しかマッチングできません。コードが複数行にまたがってい
公開日 2024/02/27更新日 2024/02/28年間 1000万人以上が使うあのサービスの言語・技術スタック まとめ 企業の規模や業種によって採用される技術スタックは様々異なります。それは事業やプロダクトの特徴、過去に採用してきた技術などの要因に大きく影響されています。 以前、「言語・技術スタックまとめ 15選」ではスタートアップからメガベンチャーまで幅広い企業の技術スタックとその設計思想を取り上げさせていただきましたが、この記事はその続編です。 大手企業の技術スタックはその規模や、事業・プロダクトの変遷によって、独自の特徴が見られます。各社どのような経緯で現在の技術構成に至ったかという背景を知ることで、技術選定における考え方のヒントを見つけられると思いますので、ぜひ参考にしてください。 ※掲載している技術スタックは各社からご提供頂いたものを掲載しております
こんにちは!Findy CTOの佐藤(@ma3tk)です。 本日からFindyでテックブログを始めることにしました。Findyは「挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくる」というビジョンを掲げていますが、昨年様々な方とお話したり面談させていただく中で、Findyの開発組織の良さを伝えきれていないという課題に気づきました。 Findyの開発組織は、カジュアル面談などを通じて知っていただくと「とても面白い」と言っていただけるのですが、その面白さを事前にお伝えできていないことがありました。今回のテックブログスタートがその課題を解決するための一歩になればと思い開始しました。 初回は、大事にしていることと開発ポリシーの観点からFindyの開発組織の紹介をしたいと思います。 Findyの開発組織で一番大事にしていることは5つのバリュー Findyの開発組織は、次の5つのバリューを大事にしています。
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