次のヨルダン戦に勝利すればW杯ブラジル大会の出場権を獲得するザックジャパン photo by Getty Images福田正博 フォーメーション進化論 vol.37 サッカーのプロクラブの場合、登録選手数が多いので、紅白戦をやっても試合に出られない選手が出てくるケースがある。出場できない選手は言ってみれば蚊帳(かや)の外だ。こうした、トップに残れるかどうかの選手をどう扱うか、どう接するかは、監督にとって難しい仕事だ。 たとえば、バルセロナは1シーズン通して18人ぐらいで回している。ヨーロッパではトップチーム以外の選手は不要と判断するケースが多い。なぜかというと、控えメンバーが不満ばかり持って、チームがひとつになることの足を引っ張る可能性があるからだ。チームのムードが悪くなることを避けるのは、監督として当たり前のことだろう。 昨年、広島の森保一監督に話を聞いたとき、そういう当落線上の選手を、
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