2016年もいよいよ初夏の候を迎え、ますます過熱する都内のラーメンシーン。 今年の特徴として挙げられるのは、ズバリ3点。 ひとつめは、昨年までに出揃った感のあるラーメンジャンルの「成熟進化」。 鶏白湯や鮮魚系など、もはやお馴染みの感があるラーメンが、更なるブラッシュアップを遂げ、各ジャンルの水準が格段に向上してきている。 ふたつめは、数年前にオープンした人気店の「新たなチャレンジ」。 『ほうきぼし』『けいすけ』『凪』など、そうそうたる人気店が続々と人口集積地に新店をオープンさせ、まさに「食うか食われるか」の熾烈な競争を繰り広げている。 そして、みっつめは、飽和した感がある「油そば」など、オーソドックスなメニューの「原点回帰」。 多様化、分化が進み過ぎた定番ジャンルについて、今一度原点に立ち返り、そのメニューが本来持ち合わせている魅力を再発掘しようとする動きが加速化している。 今回のラーメン