ドイツは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために行っていた経済活動の制限を先週、大幅に緩和すると発表しました。その後、流行の広がりを示す数値が再び上昇しましたが、政府の研究機関は新たな感染者の数などと合わせ、総合的に評価する必要があるという姿勢を示しています。 メルケル首相は、判断の理由の一つとして1人の感染者が何人に感染を広げているかを示す「実効再生産数」が、流行収束の目安とされる「1」を継続的に下回っていることを挙げました。 ドイツの「実効再生産数」は、先月15日以降「1」をほぼ連日下回り、緩和が発表された今月6日には0.65まで下がっていました。 しかし、その後、再び上昇に転じ、9日には1.10、10日には1.13、11日には1.07と推計され、連続して「1」を上回っています。 一方、新たな感染者数は多いときには6000人を超えていたのが、今では1000人を下回る日もあり、減少傾向が
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