サンタンデール・コンシューマーUSAホールディングスのサブプライム(信用力の低い個人向け)自動車ローンは、車が買い手に渡ってすぐに不良債権化する比率が拡大している。 ムーディーズ・インベスターズ・サービスのアナリストらによると、昨年に組成されたローンの一部は2008年以降最も速いペースで不良債権化している。こうしたローンの多くは証券化された。 サンタンデール・コンシューマーはサブプライム自動車ローン会社で大手。同社ローンの一部における返済状況の急速な悪化は、不正な申請情報に基づいてローンを受ける借り手が増えていることを示唆している。同社は過去にもこの問題を抱え、信用力の低い消費者の状況は悪くなる一方だ。約10年前の住宅危機において、住宅ローンは組成後数カ月内に不良債権化し始め、同市場で問題が拡大しつつあることを示唆した。 サブプライム自動車ローンは危機的な状況ではないが、ローンの貸し手は業
英国は欧州連合(EU)を離脱するのか?──それどころでない。欧州には、それよりはるかに深刻な進行中の問題がある。イタリアの債務問題が、ユーロ圏を存亡の危機にさらそうとしているのだ。 EUはこの問題の解決を図ろうとしているが、専門家らは、起こりつつある惨事から逃れることは難しそうだとみている。ロンドンに拠点を置く調査会社TSロンバードは先ごろ公表した報告書で、「…起きるかどうかではなく、いつ起きるかという問題だろう」との見方を示した。 さらに、報告書によれば、それが実際に起きたとき「重要なのは、イタリア政府が国民に対し、“自らユーロ圏を離脱しようと望んだのではない、ユーロ圏がイタリアを見捨てるのだ”という立場を取ることだ」という。 つまり、イタリア政府はEUに対しては「もうたくさんだ」と言い、自国民には「全ての責任はEUにある」と言おうとしている。実際にこうしたことが起きれば、報告書が指摘す
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