安倍首相が語った「コロナのピークを遅らせる」と「五輪開催」の政策矛盾 検査数はなぜ抑制されているのか。そこを深掘りすると安倍内閣の末期症状が見えてくる 佐藤章 ジャーナリスト 元朝日新聞記者 五月書房新社編集委員会委員長 安倍政権は完全な末期症状を起こしている。3月14日午後6時過ぎ、首相官邸で開いた記者会見の席上、安倍首相は、自ら気がつかないうちにその末期症状を国民の前にさらけ出してしまった。 しかし、会見に参加した記者たちもほとんど気がついていなかったのだろう。安倍首相の発言の矛盾、あるいは政権が追求する二大政策の大きい矛盾を指摘する質問はひとつも出なかった。 私はNHKとニコ動で会見を見終わった後、すぐにこの矛盾を指摘するツイートを発した。 安倍が最もヌケているところ。「コロナのピークを出来るだけ後ろにずらすことが重要」と言いながら「五輪開催を」と発言している。ピークを数ヶ月遅らせた
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