投資の世界には、さまざまな「指数(インデックス)」が存在している。ある基準で選ばれた銘柄群の株価の動きを示すもので、TOPIXはその代表。元々は旧東証市場第一部の全銘柄を対象とした指数であり、日本の株式市場を表す代表的な指標として利用されている。市場区分見直し以降は、市場区分と切り離し市場代表性に加え投資対象としての機能性のさらなる向上を目指し現在移行中である。 そして2023年7月、新たな指数が日本に誕生した。「JPXプライム150指数」がそれだ。一体どのような指数なのか。開発に携わったJPX総研 インデックスビジネス部 総務企画・開発グループ調査役の向畑周平さんに聞いた。 日本を代表する150社を選定し、その株価をもとに指数を算出 JPXプライム150指数とは、端的に言えば「日本を代表する稼ぐ力を持つ150社で構成される指数」だという。 「近年、企業の価値創造に注目が高まることが多く、