聖響さんの常任指揮者就任披露の定期演奏会が終わりました。リハーサルを含め多くの事を考えた4日間でした。今日の演奏会がどうだったかはお客さんに判断して頂くとしまして、演奏以外の感想を書いてみようかな。 「世の中って、小さな事で大きく変わるんもんだな」 オーケストラはとても保守的な生き物だと思っています。神奈川フィルもその例に漏れず保守的だと思います。それがこの4日間ですっかり何かが変わってしまった。それは聖響さんの求めるピリオド奏法とかそういった事では全く無く、メンバーの音楽に対して、オーケストラに対しての意識が変わってしまった様に思います。もちろん良い意味での事です。 幕末から明治へという歴史的な日が今日だったような。ちょっと大げさか。 未曾有(みぞうゆうとは僕は呼びません)の経済危機、大不景気の最大の経済対策は人々の意識改革だと言われていますが、この4日間でオーケストラのメンバーの意識が