タグ

ブックマーク / yakupen.blog.ss-blog.jp (13)

  • フィンランドの場合~アホ氏は語る:やくぺん先生うわの空:So-net blog

    日、フィンランド大使館で作曲家アホ氏の講演会が行われました。オープンなものではなく、作曲家、関係者、記者、ジャーナリスト、評論家らを相手とした小規模な会。会議室で親密な空気の中で開催されました。長老作曲家T.I氏、現代日を代表する世界的作曲家H氏の両巨頭、初夏にルーマニアにご一緒したブロックフレーテの鈴木氏、などなど、錚々たる顔ぶれでありました。なんせ、アホ氏の隣に座ってるフィンランド大使館文科担当官にしてからが、かのシベリウスQのチェロ奏者だもんねぇ。アホさんはこんな人。その辺に落ちてた写真。今はもうちょっと痩せてます。なんか、中学の社会の先生みたいな、じみぃな感じの方です。 で、明日、読響が日初演するチャペックの『虫の生活』を台とするアホ氏のオペラ「虫」をベースにした第7交響曲の音を交えた説明などがあった後、質疑応答で、些か場違いになりかねない質問をさせていただきました。こんな

    mac02quackey
    mac02quackey 2009/12/15
    フィンランド大使館文科担当官「今年は我が国も経済危機に見舞われました。それで、フィンランド政府は音楽関係の補助金を増やしました。想像力と、クリエイティブな産業はフィンランドの将来を支えると考えている」
  • ヴァーグナーで何を喰らうか:やくぺん先生うわの空:So-net blog

    なんとか無事に湾岸に戻ってきたは良いが、目の前にやることが山積みで、もう何をやって良いのか判らぬ。アホじゃ、完全にアホじゃ。どうやって引っ越しなんてやれるんじゃ。 とか言いながら、延々と初台の客席3階一番後ろの列の隅っこに5時間以上座って参りました。日国の洋楽受容、大友宗麟はともかく明治政府の上からの社会改革以降130余年、その頃に遙かばばぁりあの地の文化や経済を総結集してでっちあげられた夢想家の壮大なステージ上の法螺話が、今やこの水準で日国の「国立劇場」で提示出来るようになったなど、誠に喜ばしい限り。もう涙が出そうです。世界主要国首都の歌劇場が有するリング舞台に一歩も引けを取らないばかりか、「トーキョー・リング」として当たり前に議論されるものを持っている事実ひとつを以てして、あたくしゃあ、この劇場に投入した金と、エネルギーと、才能を無駄とは申しません。こんな馬鹿なことをするために、必

  • 30歳問題:やくぺん先生うわの空:So-net blog

    今、明日のシベリア越え便の24時間前チェックインをしたけど、まだ絶対に出発前に終えねばならぬ原稿が終わっておらず、人形町の屋に直ってきたを取りに行かねばならず、上野のパシフィカQには掲載誌を渡しに行かねばならず(「このチョーキって先生はドイツに留学してた人で、アルディッティ至上主義の人で、カーターは個人的には知らない人で…」ってボロクソなCD評の意味を説明せねばならんので、お願いします、では済まぬ。プロの評論家さんが己の見識と美意識を世間に表明した真っ当なお仕事ですから文句を言う筋合いはありませんけど、あたしとすりゃ、面倒な仕事を増やしてくれるなぁ。批評家やブロガーの皆様、皆さんが思っている以上に、日語にアクセスできる外国人演奏家は多いんですよ!)、その後には浜離宮にまわらねばならず… そんななかでひとつ、今書かないと忘れちゃいそうなこと。 細かい部分なのでご覧になっていない方も多い

    mac02quackey
    mac02quackey 2008/06/12
    ドイツのオケはオーディションを受けられるのは実質30歳まで→そこそこ成功している弦楽四重奏団でも30歳を目前にしたメンバーは悩む(オケで安定した生活を営む方がいいかも)→辞めるなら今→メンバー交代or解散
  • 「サヨナラ演奏会」は「最期の演奏会」ではない:やくぺん先生うわの空:So-net blog

    こんなことを書くと、心優しい人々から袋叩きにされ、あいつは人間らしらの欠片もない奴だと人格を疑われるだろうから、書くべきではないのだろうなぁ、と思ったんだけど、やっぱり耐えられないんで書きます。殆ど無意味な駄文です。 なお、演奏の中身に関しては、一切触れるつもりはありません。小生は自分の感想を売文商売の最も重要なソースにする「評論家」じゃあありません。あたしが演奏をどう思ったかなど、商品になるほどのものではない、世間にはどーでも良いことだし、ましてや不特定多数の方に教えるつもりなどサラサラありません。そういうことに関心のある方は、恐らくは今晩から明日にかけてネットの海の上に山のような讃辞や感動、また一方で罵声のような悪口が溢れかえるでしょうから、そっちをご覧下さい。 ええと、アルバン・ベルクQの日最終公演に行ってきました。入口で、「あれ、あんたはアルバン・ベルクQは大嫌いなんだから来ない

    mac02quackey
    mac02quackey 2008/06/03
    "さっきのカヴァティーナの後の長い沈黙、誰も拍手をしてはいけないような、拍手をしたら周囲から叱られそうな究極の「空気読めぇ!」状態。あれはかなり辛かった"
  • 東京へのプレリュード?:やくぺん先生うわの空:So-net blog

    当壁新聞でんでこの話を取り上げないのだ、と不思議に思っていらっしゃった方も少なくないことでしょう。とにもかくにも、いきなり貼り付けます。 http://osaka-century.sakura.ne.jp/ もう皆さんご存知でしょう。(財)大阪文化振興財団が運営する(=実質的に大阪府が運営する)大阪センチュリー交響楽団が、財団へ府の資金援助全面カットを宣言され、活動が不可能になる事態に立ち至っています。言うまでもなく、大阪府民有権者の圧倒的な支持で誕生した新府知事の「聖域無き予算カット」の、クラシック音楽界への直接の波及です。 昨日今日出てきた話ではなく、当電子壁新聞でも、関連ネタは記したことがあります。 http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2006-05-19 なにせ大阪府の文化助成の歴史は長く、この日では珍しい自治体ほぼ直営の団体のルーツは、日で唯一

  • 「系図」は綾波かミクに語らせるべし:やくぺん先生うわの空:So-net blog

    火曜日午前中にルフトハンザで成田を経つまで数十時間。無茶苦茶忙しく、こんな無料電子壁新聞に時間を使ってる暇などない。とはいえ、一昨日金曜日の晩、都響で聴いた武満特集に関して、ひとつだけ世間に言っておきたいぞ。なんせこの演奏会と去る火曜日のヴォーチェQを聴くために東京湾岸に一時帰宅したようなもんなんだから。 さても、一昨日の綺麗なお嬢さんのナレーターさんについてどうこう言う気はないけど(周囲には目がハートのオッサンどもがゴロゴロしておった!)、小生思うに、そもそもスコアに13歳から17歳くらいの声と指定されてる(はず)の、武満徹最晩年の不思議な創作「子供のための語りとオケの「系図」」のナレーターは、絶対に日が世界に誇る文化遺産たる声優界から起用すべきです。 なんせあの作品、手練れの作家が技巧の限りを尽くして技巧が見えないように書いた、正に「14歳が世界に向き合う瞬間をジャパニメーション的叙

    mac02quackey
    mac02quackey 2008/01/21
    岩城氏×OEKによる「系図」の朗読は、有吉佐和子ではなく吉行和子ではないかと。
  • 音楽を商品とする街:やくぺん先生うわの空:So-net blog

    ちょっと前に、あるところで「コマーシャリズム」という言葉を巡って相容れない意見の方と議論(になってないんだけど)をする必要に迫られました。その方は、「あなた方のような興行師のお陰で音楽がコマーシャリズムに堕落してしまい、芸術家の精神がゆがめられている」と主張なさる。あるフェスティバルの最後のスポンサー向け無料招待コンサートの内容がお気に召さなかったようなんですけど。 で、その方は、どうもヨーロッパの芸術家は極めて芸術性が高く、アメリカ音楽家は商業主義的でダメである。特にアメリカのアジア系音楽家は最悪だ、という主張なんですわ。 さても、今、ヴィーンにいます。数ブロック行くと、ブラームスが晩年に住んでいたところ。反対に同じくらい行くと、シューベルトの最後の家。向こうにはブルックナーが住まわせて貰って最後の頃の交響曲を書いていた宮殿跡もある。冬の初めの晴れたり曇ったりの半端な空。 ええ、ご存じ

  • ロストロさん追悼特別公開~工藤すみれマスタークラス:やくぺん先生うわの空:So-net blog

    余りに忙しく、とてもじゃないが作文をしてる暇がないので、昨日に続きロストロさん追悼、マスタークラス取材メモまんま貼り付けの続編。メインイベントのショスタコーヴィチだ。なんせ、この曲のチェロパートはロストロ氏が沢山アドヴァイスをしているということだから、隅から隅まで良く知った作品の直伝。さらに、受講生は我らがヴィオレッタである。 ちなみに、この曲についての話はこっちにもあるので、お暇ならどうぞ。コメント欄でいろいろと判明しています。http://blog.so-net.ne.jp/yakupen/archive/20070427 また、このマスタークラスの後、弦楽四重奏奏者を目指してニューヨークに渡り、インディアナ大学レジデンシィのアヴァロンQのチェロ奏者を3シーズンほど務めた後、ご結婚なされNYに定住するためクァルテットを離れてNYフィルチェロ奏者として活躍中の我らがヴィオレッタ夫人の情報

  • ロストロさん追悼特別公開~庄司紗矢香マスタークラス:やくぺん先生うわの空:So-net blog

    猛烈に急ぎの無茶な原稿がひとつ入り、そのために過去原稿をあれこれひっくり返していたら、こんなメモが出てきた。1997年1月4日、カザルスホールでのロストロポーヴィチ氏による庄司紗矢香マスタークラスの記録である。無論、庄司さんはまだ小学生だかで、天才ヴァイオリニストとして広く世に知られる前のことだ。 おぼろげな記憶を辿れば、確か、このときは学生にもマスタークラスの録音は許されず、このメモは通訳さんを通して語られた言葉をホール客席で必至に書き取ったものを纏めたもの。カザルスホール会報「カザルスホール・フレンズ」に記事を入れるためだった。 今となれば、誰も権利関係をどうこう言う者もおるまい。せっかくだから、当私設電子壁新聞に公開いたしましょう。なお、この後には工藤すみれへのショスタコーヴィチ協奏曲第1番のレッスンが行われた。以下の内容はここ佃の露地で読むだけ、一切転載不可。 ※※※ ムスティスラ

  • アウトリーチ報道でのタブー:やくぺん先生うわの空:So-net blog

    「売文家業」か「音楽業界」か、カテゴリー分類に迷うところだけど、ともかく、大事なこと。 当電子壁新聞は、アートマネージメントの学生さんなどもご覧になってる可能性が高いので、「余りに常識過ぎて誰も語らないおかげで、ことによると常識と知らないままでいるかもしれないこと」を記します。 昨日の朝日新聞電子版に、こんな記事が出ました。 http://www.asahi.com/life/update/0412/TKY200704110354.html 今朝からまだ朝刊すらだに手にしてないので、果たして紙媒体(多分掲載されたとしても東京ローカル欄でしょうが)でどのように扱われているか知らない。また、他のメディアが伝えているかも知らない。なんにせよ、ほぼ丸1日経った12日夕方の今となっても、ウェブには挙がってますね。削除を求めた人が誰もいない、ということなんだろうなぁ。 この記事、というか、この掲載デー

  • ジョシュア・ベル通勤客に黙殺さる:やくぺん先生うわの空:So-net blog

    昨日、某所から配信されたニュースが余りにも滑稽なものだから、当電子壁新聞に勝手に貼り付けます。 ええ、オリジナルは、この前の日曜日のワシントンポストです。記事そのものは無論英文ですけど、読むのが面倒だという方も騙されたと思って記事の真ん中に貼り付けられた動画をご覧あれ。ほれ。http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/04/04/AR2007040401721.html 要は、「純粋に芸術の力のみでアーティストはどこまで無関心と戦えるか」という実験です。 ジョシュア・ベルが、ラッシュアワーのワシントンDCの地下鉄ランファン・プラザ(スミソニアンに行くときに下車するDCのど真ん中の駅、東京なら大手町駅みたいなところ)でストリートミュージシャンを気でやったらどれくらい稼げるか、というもの。もー、嬉しくなっちゃうようなオバ

  • 嫁さんと一緒に演奏会きはったらどーや:やくぺん先生うわの空:So-net blog

    年度末、26日締め切りの文化庁下請け仕事にミスを発見し、ほぼ全部データチェックという地獄が発生。電子壁新聞どころではない。んで、ほんとに一言だけ。朝日新聞東京文化部吉田純子記者の記事http://www.asahi.com/culture/music/TKY200703160235.htmlが発表されて以降、なにやら異様に世間が盛り上がってる「キレる客」論議で感じること。 少し前に、日文化圏を代表するクラシック音楽ポータルサイト、飯尾氏のCLASSICAで、「演奏会にひとりでいきますか」というアンケートというか、調査があった。正直、そんな設問の設定そのものに、かなりビックリしたです。 だって、演奏会って、来はひとりで行くようなもんではない。嫁さんやら彼女やらと連れ立っていくのが基で、ひとりで行くのは特殊事情、というのが小生の基的認識だったもん。それに、いきゃあ誰か絶対に知った顔が

  • あんさんなにそんなにおこってはりまっか?:やくぺん先生うわの空:So-net blog

    久しぶりにまともな時間に夕刊などという紙媒体を拝読していて、興味深い記事に眼が釘付けになりました。文化欄ですから、ウェブには上がらないでしょう。東京の音楽業界の方にはお馴染み、朝日新聞文化部の吉田純子記者のクリーンヒット、ちゅーか、ピッチャー強襲内野安打、というか、振り逃げホームラン、かも。 日、3月16日、朝日新聞東京夕刊7面文化欄です。「クラシック演奏会トラブル急増~キレる客対策、業界腰」というなんとも刺激的な題です。ほーれ、読みたいでしょ。今、夜の9時前、まだ駅のキオスクなどは閉まるギリギリですけど、売ってると思いますよ。コンビニって夕刊あるんだっけ。ええ、浜離宮朝日ホールのロビーには、その日の朝日夕刊が山積みになってもってけどろぼー状態になってますけど、あんな場所は他にはないでしょうね。築地の朝日東京社も、壁新聞にして貼ってる場所はなかったような気がするなぁ。聖路加の向こうの

  • 1