――(フランス記者)フランスはいかがでしょうか。 宮崎監督:正直に言いますね。イタリア料理のほうが口に合います(笑)。クリスマスにたまたまフランスに用事があって行ったときに、どこのレストランに入ってもフォアグラが出てくるんです。これが辛かった記憶があります(笑)。答えになっていませんか? あ、ルーブルはよかったですよ。いいところはいっぱいあります。ありますけど、料理はイタリアのほうが好きでした。あの、そんな大した問題と思わないでください(笑)。フランスの友人にイタリアの飛行艇じゃなくてフランスの飛行艇の映画を作れって言われたんですけど、いやーアドリア海に沈んでいったからフランスの飛行艇はないだろうという話をした記憶はありますけどね。フランスがポール・グリモーという、「王と鳥」という名前になっていますが、昔は「やぶにらみの暴君」っていう形で、反戦映画ではなかったけど、1950年代に公開されて
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