親鸞会で知った、歎異抄の本当の意味 米田佳澄(仮名) 私は大学のゼミで歎異抄を1章ずつ読んでいます。『日本三大美文』の1つである歎異抄と私が出会ったのは、大学2年生の時でした。 「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや (歎異抄)」 という一文を丸一年かけて理解していく、そんな講義を選択しました。 ドキッとするような文章に、思わず引き込まれましたが、意味は全くわかりませんでした。そもそも「善悪」とは何なのかわからない。でもそんなに勉強熱心ではなかった私は、そのまま放っておきました。 その後、人間関係や授業の不安や勉強の行きづまりなどで、全てのやる気を失い、ダラダラ大学にいるよりは、一度全部やめて、実家に帰ってリセットしようと思い、半年間の休学をすることにしました。 実家に戻って3週間ほどたった頃、中学時代の友人に会いました。 大学で哲学、宗教、仏教に関心を持っていたことを話すと、親鸞会