〈タワーレコードを創った男〉にして、20世紀後半からの世界の音楽カルチャーに多大なる影響を与えたリヴィング・レジェンド、ラッセル・ソロモン。そんな彼が、〈USタワーレコードの栄枯盛衰物語〉をドキュメントする映画「All Things Must Pass: The Rise And Fall Of Tower Records」の撮影のため、この夏映画クルーと共にカリフォルニアから来日した。Mikikiでは、齢89歳にして活力漲る伝説の男であり、70年以上音楽カルチャー/ビジネスに身を置いてきた当事者である彼に、音楽についてさまざまなことを訊いた。 ※インタヴューの前編はこちらから ――そういえば、私がタワーレコードに入社した頃、いろんな先輩の方々に何度も聞かされたひとつのエピソードがありました。USの本社では、オフィスに来たお客さんのネクタイを切って壁にずらっと並べている……タワーっていうの