福井県は7月に開館20周年を迎える県立恐竜博物館(勝山市)をリニューアルする。増改築でダイナミックな企画展やイベントができるようにし、繁忙期の混雑も緩和。2020年度予算案に設計費を計上する方針で、23年春予定の北陸新幹線金沢―敦賀(福井県)延伸開業に合わせ、同年夏のオープンを目指す。 同館は国内有数の化石発見現場近くに位置し、恐竜の全身骨格や動くティラノサウルスの復元模型などを展示する。18年度は過去最高の93万8千人が訪れた。 県の構想では、実物大の恐竜世界を映像で楽しめるよう天井高約10メートルの特別展示室を新たに整備する。