柳澤 「グレーゾーン」はもちろん面白かったし、強く印象に残っています。だって、プロレスの話じゃないですか? 「笑点」の大喜利が、実はプロレス的なものではないかと。 伯山 まあ、あくまでも「グレーゾーン」ということで。私の勝手な妄想なんですが。 柳澤 当時「グレーゾーン」へのプロレスファンの反応はどうだったんですか? 伯山 イベント終了後、アンケートの中には「これはいいけども“情念”が足りない」というのもありました。そういうところは講談や落語のファンとけっこう似ているんですよね(笑)。 柳澤 全部ケチつけてくる(笑)。でも、それもまたプロレスファンなんでしょうね。 「笑点」の本を書くとしたら…… 伯山 たとえば柳澤さんが「笑点」の本を書くとしたら、誰にインタビューしますか? 柳澤 「これ、本当に真剣勝負なの?」という疑問が浮かんだとする。その時に、春風亭昇太師匠とか三遊亭円楽師匠にインタビュ