米国ニューメキシコ州サンタフェにあるシップロック・ギャラリーの宝飾品。同州の先住民は、ターコイズ(トルコ石)を使った宝飾品で知られている。(PHOTOGRAPH BY WENDY MCEAHERN, SHIPROCK SANTA FE) 「魅惑の地」と呼ばれる米国ニューメキシコ州には、鮮やかな青があふれている。 同州最大の都市アルバカーキでは、市バスや街灯、日干しレンガの家の扉までもが、ターコイズブルーのペンキで塗られている。そこから北東へ車で1時間ほど行った州都サンタフェでは、16世紀に建てられた総督邸の軒先で、ナバホ族とズニ族の職人たちが、ターコイズ(トルコ石)で作られたジュエリーを売っている。州のどこへ行っても、普段着から夜会ドレス、先住民の儀式衣装など、あらゆる場面の装いに、人々はターコイズをはめ込んだ銀のブレスレットを合わせる。 「先住民にとってターコイズは、単なる石というだけで
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