柳下:今進めている個人ショップでの「ことりつぎ」は、いわば“フェーズ1”だと考えてまして。 白川:では、“フェーズ2”では何を? 柳下:こだわりのある個人ショップのオーナーさんだったら、自分でオススメを選書して、自身の店の世界観にぴったりの本を置けるんです。 白川:はい。 柳下:そうではなくて、「明確なイメージはないけれど、本を置いてみたい」という欲求に対して、こちらであらかじめ選書して、パッケージの状態でお送りするという仕組みを考えています。 永野:例えばどんなパッケージですか? 柳下:ずっとやりたいと思ってるのは、バスケット用品売り場に『スラムダンク』全巻を置くことですね。 永野:それいいですね! 柳下:床屋になぜか『ゴルゴ13』があったりするじゃないですか。 白川:確かにありました。 柳下:本棚は客層に紐づいて編集できます。世界観を表すのに、本ほどオールマイティーなものはないんですよ
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