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ブックマーク / medical.jiji.com (4)

  • 若い世代にも起こる脳梗塞 生活習慣の見直しは重要(杏林大学医学部付属病院脳卒中センター 平野照之教授)

    脳梗塞は、血の塊(血栓)が脳の血管に詰まり、血流が悪化することで脳細胞が死んでしまい、さまざまな障害が引き起こされる病気だ。高齢者の場合、原因の多くは生活習慣病による動脈硬化だが、若い世代では異なるケースが多い。若年性脳梗塞の特徴と注意点について、杏林大学医学部付属病院脳卒中センター(東京都三鷹市)の平野照之教授に聞いた。 ▽事故や運動も原因に 若い世代の脳梗塞は、脳動脈解離や心臓の異常が原因となることが多い。国内の調査研究では、生活習慣病による動脈硬化を原因とする脳卒中が増えるのは50歳以降と報告されているものが多い。 脳動脈解離は、交通事故などの外的な要因のほか、スポーツによる首の回転などでも起こり得る。心臓に由来する脳梗塞は、不整脈によるものが多い高齢者とは異なり、若年者では心臓の右心房と左心房の間に穴が開く卵円孔開存(らんえんこうかいぞん)から生じることが多い。平野教授は「卵円孔開

    若い世代にも起こる脳梗塞 生活習慣の見直しは重要(杏林大学医学部付属病院脳卒中センター 平野照之教授)
  • 糖尿病が引き起こす皮膚のかゆみ 血糖コントロール不良で悪循環(昭和大学病院皮膚科 末木博彦主任教授)

    糖尿病になって血糖値が高い状態が続くと合併症を引き起こしやすい。皮膚症状はその一つで、乾燥してかゆみが表れやすく、湿疹や皮膚の感染症にかかる原因になる。昭和大学病院(東京都品川区)皮膚科の末木博彦主任教授に、糖尿病と皮膚のかゆみの関係について聞いた。 ▽皮膚の老化が進行 高血糖の状態が持続すると、血液中のブドウ糖(糖質)がタンパク質と結び付いて細胞が劣化する「糖化」が起こり、タンパク質の働きが低下する。「糖化は皮膚の老化の原因になります。糖尿病患者では糖化によって皮膚の機能低下を引き起こし、実年齢よりも早く皮膚の乾燥が進みます」と末木教授。 中でも発病期間が長い人、中等症や重症患者では、知覚が低下する神経障害を合併する例が多く、汗の分泌をコントロールする自律神経の機能に障害が起こる。すると、発汗しにくくなって皮膚表面の水分量が減り、乾燥と同時にかゆみや湿疹が生じ、皮膚をかくことで症状の悪化

    糖尿病が引き起こす皮膚のかゆみ 血糖コントロール不良で悪循環(昭和大学病院皮膚科 末木博彦主任教授)
  • 口から飲むカプセル内視鏡 苦痛なく腸内の病変を検査(慶応大学病院内視鏡センター 緒方晴彦教授)

    大腸がん検診で受けた便潜血反応検査の結果が陽性なら、2次検査に進むが、内視鏡検査を勧められても「怖い」「痛そう」「恥ずかしい」といった理由で受けない人は多いようだ。その場合、口から飲み込むだけで、病変の有無が分かるカプセル型の内視鏡で検査する方法もある。 ▽敬遠される大腸内視鏡検査 大腸がんは、日人が罹患(りかん)することの最も多いがんだ。大腸にがんやポリープができると、消化管内で出血して便に混じることがある。1次検査で行われる便潜血反応は、その出血の有無から大腸がんの可能性を調べるものだ。 慶応大学病院(東京都新宿区)内視鏡センターの緒方晴彦教授は「大腸がんは大腸内視鏡検査を受ければ早期のうちに見つけられる例が多く、治療により良好な経過が得られます。便潜血反応で陽性だったら、ぜひ内視鏡検査を受けてほしい」と話す。 緒方教授によると、国内では血便が見つかった人のうち、精密検査(内視鏡検査

    口から飲むカプセル内視鏡 苦痛なく腸内の病変を検査(慶応大学病院内視鏡センター 緒方晴彦教授)
  • 血液中の脂質減少が関係か=自閉スペクトラム症―福井大|最新医療ニュース|時事メディカル

    福井大は7日、発達障害の一種の「自閉スペクトラム症(ASD)」の子どもは、血液中にある特定の脂質が少ない傾向があることを発見したと発表した。これまでASDは医師による診察などでしか判断できなかったが、診療に役立つことが期待される。論文は、医学雑誌「イーバイオメディシン」電子版に掲載された。 対人関係が築きにくいなどの特徴を持つASDの有病率は先進諸国で2%以上と報告されており、年々増加している。発症の原因は分かっていない。 (C)時事通信社

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